本編未プレイでも楽しめる!「ゼノブレイド2イーラ編」プレイ後の感想


ニンテンドースイッチRPG「ゼノブレイド2イーラ編」をプレイしました。プレイ時間は現在15時間程度。

尚、ゼノブレイド2本編は2周クリアして、全てのブレイドを取得、全てのスキルを習得というレベルまでやり込みました。が、良くも悪くも運営側がお腹いっぱいアップデートをしてくれたおかげでなんやかんやで約1年間やり続けた結果、最終的には作業化。要するに飽きたのです。

からの、このイーラ編。満腹状態から最後に駄目押しのもう一品を楽しむことができるのか?またパッケージ版として単体でも販売される本作は本編抜きでも楽しめる内容なのか?ご報告です。

ゼノブレイド2、凄いわ。

本編とはシステム、テイストが大きく違う!

ゲーム内のシステムも本編といくつか違いがあります。まず、本編にあった仲間であるコアクリスタルからブレイドを生み出すガチャ的機能「同調」システムが無くなり、いくつか新しいシステムが加わっています。

まず戦闘においては、人間であるドライバーと亜種生命体であるブレイドとで、操作しながらメインで攻撃する「アタッカー」後方支援をする「サポーター」と役割を切り替えながら「ブレイドスイッチ」で戦い、ブレイドを操作して戦うこともできます

被ダメージの一部はリザーブHPとなり残体力として残りアタッカースイッチをすることで回復しますが、この管理に気を配る必要がある点も本編との違いです。

頻繁に行う必要のあるアタッカースイッチで攻守キャラクターを切り替える際にも攻撃を放つため手数も多く、スピード感、爽快感は増しています。

さらに、HPを半減させてステータスを上げるなど特定の条件を犠牲にして強化するキャラクター固有の「タレントアーツ」といったシステムもあります。

マップに点在する休憩ポイントで実施できる「キャンプ」では、本編においては街の宿屋にあった機能と同じく、休むことでボーナスEXPを使ってキャラクターのレベルアップができるほか、料理や特殊な効果を持ったアクセサリーなどキャラクター固有のオリジナルアイテムが生成できる「クラフト」、メンバー間でのプライベートトークのような「話す」を実行できます。

さらに「ヒトノワ」は、依頼されるクエストを通じて各地に存在するNPCと親密度を高めていき、ヒトノワレベルが上がることで受けられるクエストの数が増えていくシステムです。本作には欠かせないクエストをクリアしてく楽しさが増しています。

忘れかけの初歩的なシステムもチュートリアルで説明

先述の通り、私自身本編を楽しんだとはいえ今回の直前までは流石に飽きていたため、意外にも基本的なシステムについては忘れていたりします。

が、このイーラ編から導入されたシステムはもちろん、戦闘のイロハから採集やクエスト、マップ上の見方など細部に渡って本編でお馴染みのシステムについても初めてプレイする人や久しぶりにゼノブレイド2をプレイする人向けにも、きちんとチュートリアルで説明がなされています。

もちろんメニューの「tips」を確認することで、超基礎的な知識でもいつでもヘルプから確認することができます。

超快適な本編の便利機能も使用可能!

そして私のような、ゼノブレイド2の基本を知ってる「つもり」の人間にとって嬉しいのが、本編でも途中からアップデートで追加された下記の便利機能。

プレイヤーの自身を喪失させるほどAIの賢い「オートバトル」や、エネミー索敵、必殺技ボタンチャレンジの自動成功ON、OFF切り替えなど、冒険を快適にする便利機能も最初から備わっています。

これで煩わしさから完全に解放され、道中敵をバッサバッサとなぎ倒し、あるいは敵から索敵を逃れてファストトラベルでひとっ飛びし、ストーリーをサクサクと進めることができます。

「ビギニング」的シナリオは、本編を知らなくても楽しめる!

ストーリーは本編から500年前の話で、本編に登場したレックスなどまだ生まれてすらいない人間の主人公たちは基本的には登場しません。そのため本編を知っていなければ話がついていけない、ということもほぼなく、せいぜい「ブレイド」と「ドライバー」の関係性だけ知っておけば、このイーラ編に出てくる登場人物関係性、馴れ初めについては十分理解できます。

本編はもう十分楽しんだわけだし、これ以上追加されても、と思いきや、全く新しい気持ちで楽しめています。新作をプレイしていると言っても言い過ぎではありません。

映画なんかで言う「ビギニング」的な位置付けかと思いますが、本編プレイ済みであればもちろん物語のルーツをより深く知ることができ、このイーラ編単体をパッケージ版で始めた方でもストーリーを十分に楽しめるはずです。

逆に現在このイーラ編をプレイする中で、もう一度本編を辿れば登場キャラクターの心情がより深く楽しめるのではないかと考えています。

シーズンパスという販売方法がこれだけ浸透し「…これで終わり?」というボリュームのものも少なくない中、このゼノブレイド2「エキスパンションパス」のように、これほど満足できたものはこれまで無かったと言えます。

このイーラ編をもってアップデートが最後になるのかどうかは分かりませんが、本当に最後の最後まで手を抜かなかった作り手の姿勢に脱帽。

パス購入者にはそれ相応、いやそれ以上の、いやいやさらに期待の上を行くボリュームのコンテンツを提供し続けてきてくれたことに感謝です。

あとは引き続きクリアまでぶっ続けで楽しみます!

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