シャドウオブザトゥームレイダー ララをブス仕様でプレイしたらこんなに酷かった。


PS4「Shadow of the Tomb Rader(シャドウオブザトゥームレイダー)」プレイ中ですが、思ってたトゥームレイダーと少し違うんです、良い意味で。

屈強でカッコいい武闘派の女性ララ・クロフトがエージェントと戦いながら遺跡を走り回るドタバタアクション活劇かと思いきや、リブートが転じてストーリーが思いの外感動的、不覚にもこみ上げるものがあるのです。私は私で娘が生まれてからというもの本当に涙もろくなったものだ。

だからこそ今とても後悔しているのです、主人公ララのコスチュームをまさかの「トゥームレイダー2」仕様、つまりブス仕様のものに変えて進めてしまったことを。面白半分で試して、私と同じ過ちを犯さないよう、みなさまに予め釘を刺させて頂きますよ。

ララと相棒ジョナの生い立ち、回想シーン

まずはこちらをご覧ください。


こちらがリブート作品のカッコいい主人公ララ・クロフト。アンジー演じるグラマラスでアグレッシブなララよりもこちらの方が個人的には好きです。

人類の未来を操ろうと企む組織「トリニティ」と戦うため旅をするララと相棒のジョナ。その途中、突然ヒョウに襲われたララをジョナが手当てをするシーン。


ジョナはこの旅の途中、父親に引き取られていき、亡くなってしまった弟のことを思い出したと話します。自分がもし弟と一緒に暮らしていたら、もしかしたら今でも弟は生きていたかもしれないと自分を責めます。

それに対しララは「全ての人を守るなんてできない、弟さんが死んでしまったのはジョナのせいではない」と慰めます。


ジョナは一言「会いたい。」と言うと、ララも亡くなってしまった自身の両親の話、彼女の生い立ちについて話し始めます。

由緒ある考古学者であった父の屋敷の屋内外を駆け回っていた頃の暮らし、そしてララの成長を暖かく見守っていた母が亡くなり、父がララを悲しませまいと母親の面影のあるものを隠すようになったこと。

続けてララは、自分たちが戦っている組織トリニティが目論む「世界を作り変える」能力があったら、死んだ弟さんともう一度暮らしたいかとジョナに尋ねる。すると意外にもジョナは「完璧じゃ無いけれど、この世界が好きだ。」と、自分の前向きな気持ちを伝えます。


リブート作品なので、初代トゥームレイダーとはストーリーがガラリと変わり、印象も大分違います、泣けるじゃないか。

そして月夜が二人を照らします。

ララクロフト「ブス仕様」で辿る、手当て、回想シーン。

続いてこちら。

どもー、俺ですっ!

問題のブス仕様「トゥームレイダー2」コスチューム

ゲーム開始時から所持していたので面白半分に使ってみたところ、激しく感情移入できない結果になってしまいました。

どうするよこれ…

先ほどのシュッとしたララとは全く異なり、どちらかと言うとカクカクした謎の生き物。それにしても技術の進化を感じます。今の技術でより生身の人間に近づいたCGと実際の人間との僅かなギャップに感じる違和感を「不気味の谷」と呼ぶらしいが、もはやそれ以前の問題、およそ人間とは思えない。

ということで、このコスチュームで先述のシーンを進めてしまった一部始終をご覧ください。

ジョナ「傷を見よう。…こりゃ酷い。」
ララ「…ッ!」


ジョナ「…この旅はいろんなことが起きただろ?」
ララ「…。」
ジョナ「…弟のことを考えたんだ。…俺はあいつを守ろうとした、父親から。でも…出来なかった。」


ララ「…あなたのせいじゃない。」


ジョナ「俺がいなかったからだ。じゃなきゃ、あいつはまだ生きていたさ。俺が…うまくやってさえいれば。」
ララ「全ての人を守るなんて出来ないわ。」


ジョナ「…。」
ララ「…ありがとう。」
ジョナ「…会いたい。」


ララ「そうね。私も…両親に会いたい。最近、母の夢を見たの。」
ジョナ「どんな?」
ララ「うん、すごく鮮明だった。幼い頃、父は色々隠した。特に母のものを。」


ジョナ「どうしてそんなことを?」
ララ「…母が死んで、悲しませたくなかったのね。隠されても、しつこく探したけど…。まだわからないことだらけ。」
ジョナ「お父さんは大きな謎も残していった。」
ララ「うん…。」
ジョナ「…。」
ララ「…ドミンゲスはイシュ・チェルの銀の箱を使って世界を作り変えるといったわ。あなたにそんな力があったら、何をする?」


ジョナ「そりゃヤバい(笑)」
ララ「…もう一度弟さんと一緒に暮らしたい?」


ジョナ「うーん、…どうだろうな。…まあ、この世界が好きだ。完璧じゃないけれど、俺の好きなものは全部、…ここにある。」

カクカク仕様のララクロフトで激しく後悔!

逆に言うと、PS1やPS2の頃ってこのくらいの映像で感動しては知人に勧めていたのだから、脳内変換って凄い。だけどそれは全体の映像バランスあってのもの。

ジョナと背景がこれだけ綺麗な映像で主人公のララがこんなカクカクした女だったらヒロインのヒの字も無いし、なんならジョナがいかがわしい人形を連れて旅をしているようにすら見えてきてしまうから困ったものだ。


そのうえ本作はまさかのオートセーブ仕様のため、一度このシーンを見てしまったら最後、もう一度コスチュームを着替え直して同じシーンを見直すなんてことはできないときたもんだ。もはや開発陣の悪意すら感じる。逆に腹立ってきた。まあララクロフトカクカク仕様でもゲーム自体は楽しいんですけどね。

あと、この記事を書いている間、漫画家の方が使うあの人形を最近ダイソーで発見し、こんなものまで売ってるんだとそれは驚いたのを思い出した。

正式名称を知りたい。

それでは最後にララ・クロフトカクカクバージョンで撮ったスクリーンショットをいくつかご紹介させていただきつつ、本日はこのあたりで失礼させていただきます。お疲れ様でした。

ここがカカリコ村ですか。え、カクカク村?

 

お前さん、ブスだな。

 

すみません、ブスに効く薬ください。

 

カップルなんて滅べばいいのよ。

 

もう私には戦いしかないわ。

 

おらー!

 

えー、こちらカクカク。遺跡に潜入しました。

 
ララクロフトの旅は続く。

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