福袋は楽しいですよね。中身は開けてビックリですが、販売価格よりも高額な商品が入っているのが一般的な福袋はお得感もあります。
ファッションや家電などに止まらず、福袋はゲームショップでも実施されていて、新作だけではなく、ファミコン、ゲームボーイ、スーファミなどレトロなゲームソフトも対象となっている店舗も。そして大手のレトロゲーム取り扱い店では元日早々に販売を開始し、あっという間に売り切れてしまうのだとか。
であるにも関わらず、余裕をぶっこいて1月2日に各レトロゲームショップの福袋を求め、秋葉原、新宿、そして池袋に足を運んで参りました。
新宿「駿河屋」の福袋、1月2日の営業開始午前中に完売!
まず最初に、ターミナルとなる新宿へ。
ファッションやグルメ、電化製品にも困らない東京の中心でありながら、レトロゲームについては全くもってカバーできていなかったこの新宿の地に、昨年あのレトロゲームショップ最大手の駿河屋がでっかくオープン。
場所は新宿マルイアネックスビル5Fと、ビルに入っているお洒落な他ショップと比べてどこか異彩を放ってはいますが、ゲームだけではなくホビーやアイドルグッズなども取り扱っているため、連日賑わっている模様。
マルイアネックス自体が1月1日が休館日だったようで、こちらのお店も営業開始は1月2日の午前10時から。
これは昼頃に行けば余裕で買えるだろうと踏んで14時頃に到着。マルイのスパークリングセールには目もくれず、一心不乱に5F駿河屋へ。
ところが、福袋らしきものは一切見当たらず。
twitterなどを見てみると、なんと午前中には福袋が完売してしまったのだとか。開店からわずか2〜3時間の間に!おそるべし福袋。
秋葉原の店舗も主要な福袋は販売初日の午前中、早々に売り切れ。
続いてサブカルの聖地秋葉原へ。
秋葉原も1月2日は人でごった返しています。もちろん家電量販店はどのお店も福袋大売り出し中。
こりゃ元旦のアメ横か!はたまたクリスマスのディズニーランドか!?というほど、レトロゲームショップの立ち並ぶ裏通りですらこの賑わい。新年早々からメイドカフェのお姉ちゃんもビラを配っていました。
まずは「スーパーポテト秋葉原店」へ。本当に正月なのか?と思うほど、週末かそれ以上のお客さんの数。早速福袋が売っているフロアに足を運んでみると、ありました!
30〜40個といったところでしょうか。かなりの数あるじゃないですか。
ところがよく見てみると、ほとんどがPS1、PS2のみ。ファミコンやゲームボーイといったいわゆるレトロゲー代表の福袋は見当たらず。恐る恐る店員さんに訪ねてみると、初日1月1日営業開始11時から1〜2時間、昼過ぎ頃までにはほぼ主要なレトロゲームの福袋については完売してしまったとのこと!
所変わって、駿河屋秋葉原店ゲーム館へ。
こちらは通常通り1月1日の午前9時から営業開始、大変だ。1月2日の15時頃に到着してみると、お店の外には福袋が。やってるやってる!
ところが店内に足を踏み入れると入り口付近にこんな張り紙が。
こちらも1月1日営業開始9時からわずか数時間、午前中のうちにはソフトだけの福袋は完売してしまった模様。
かろうじてハードとセットの単価が高いものが5〜6セット残っている状態。だけど、ここに来るような人は既にハードを持っている方が多いわけで、ハード付きのものは売れ残って当然か。
このまますごすごと秋葉原を後にするわけにもいかず、品揃えの良い「まんだらけ」へダメ元で突撃。
お正月仕様なのか、店員さんはドラえもんや何か分からない謎のコスプレを身にまとい、作業をしていました。
こう言っちゃ失礼ですが、およそ強そうには見えない
肝心の福袋はというと、店内を見渡してもそれらしき物は見当たらず。
ドラえもんの格好をした店員さんに尋ねてみると、やや食い気味に「無いっす」とびっくりするほどそっけなくあしらわれる始末。察するに、他のお客さんにも福袋の有無について尋ねられてのこの反応かもしれない。それにしてもドラえもんって、こんなに冷たくて無愛想だったっけ?
しかし秋葉原、駿河屋もスーパーポテトも、そしてこのまんだらけも全滅という結果に。私は一体今日何をしにわざわざ秋葉原に来たのだろうか。
と、間抜けな私をクスクスと笑うかのように、オノデン坊やの大判焼きが。
オノデンって家電量販店だったはずだけど、まさかの大判焼き。あろうことかあんこやカスタードの他にアップルカスタードとかいうちょっと洒落た試みなんかしている始末。オノデン坊やのくせに生意気である。
そんなかわいい顔しても、俺、買わないからね?
買ってしまった
オノデン坊やはかわいい。初めて東京に来てこのオノデン坊やを見た時、ビックカメラやヨドバシカメラなど大手家電量販店のシュッとしたロゴに対してこのどこか芋っぽいキャラクターを打ち出してきたオノデンに違和感を感じていたのを覚えている。
オノデン坊や、美味いな!
かくしてオノデン坊やをまるかじりしに来ただけの秋葉原を後に。
穴場!池袋スーパーポテトは福袋がちらほら残っていた!
ここまできたらもう意地の問題。続いては池袋へ。
今や住みたい街の上位にランクインする池袋は、秋葉原とは違った佇まい。ファミコンのソフトなんて、別にあっても無くても人生に何ら影響の無さそうな若い女性、メンズで大賑わい。正月からみんな元気だ。
サンシャインからやや奥まった場所にあるスーパーポテトの通りは、メインストリートと打って変わって人通りも少なく静まり返り、ここだけ妙な正月感が。いや、これでいいんです。
店内に入ってみると、こちらはお客さんの数もまばらで平日程度といった印象。池袋の若者たちよ、ゲームをしなさい。
そして福袋は無いかと周りを見渡すと、ありました!
プレステはもちろん、ファミコンからゲームボーイ、スーファミ、そしてPCエンジンやメガドライブなども一通り残っていました。
そういえば昨年1月5日に伺った際にもまだ福袋は残っていましたが、やはり池袋という土地柄レトロゲームへの関心度合いは秋葉原ほどではなく、穴場なのかもしれません。
ところが見てみると、手頃な価格のものは数も少なく、店員さんに売れ行きを伺ってみると、初日1月1日には出払ってしまい、2日目以降は単価の高いものが残っている程度とのこと。当初スーファミの福袋があればと考えていましたが、1万円という価格に尻込みし、ファミコンソフト福袋2000円を購入。
ホクホクしながら店を出て池袋駅に向かい歩いていると、皆どこかしらの福袋を持っています。やはり池袋だけあって、ファッションや雑貨系の福袋が多めなのか。
ディスクユニオンと
スーパーポテト
コムサデモードと
スーパーポテト
おしゃれアイテムの福袋を無事に入手し、足取り軽く人々が行き交う中、ファミコンソフトをぶら下げて歩く私の頬を冷たい風が撫でていきます、春はまだ遠い。小さなバッグにも入らず、大事そうに抱えるスーパーポテトの福袋を車窓から暖かい夕日が照らします。
もう帰ろう
それではお待ちかね、いざ開封の儀を執り行わせていただきます。2000円に見合った中身が入っているのか!?