[画像あり]3DS「トライブクルクル」が激安だったのでプレイした感想


過去にワゴンセールになっていた「エクストルーパーズ」を1000円程で買ったのですが、めちゃくちゃ面白かった。それはもうワゴンセールの可能性を強く感じ、必ずしも不人気だから安くなるわけではないということを確信した買い物でした。ということは、同じように何かの理由で安くなってはいるけれど、実際はメチャクチャ面白いソフトが紛れているかもしれない!と、激安ソフト買い漁りたい衝動に駆られていた矢先、3DSの2015年発売と比較的新しめでありながら458円という暴力的なワンコイン価格のソフトを発見しました

なになに?タイトルは「トライブクルクル THE G@ME」と言うそうで、パッケージ裏を見てみるとどうも横スクロールのリズムアクションの模様。BGMに合わせて踊りながら進んでいくゲームだろうか?組み合わせ的にきっとつまらないことは無いでしょう!という雑な想像をはたらかせます。
たまにはこういう下調べゼロの乱暴な買い方をしてみないと、なかなか新規開拓というものはできないのかもしれない。よし、購入!
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音ゲー老舗の社名に高まるテンション

事前情報が皆無ということはこんなにも色々な意味でドキドキするものでしょうか。期待に旨膨らませつつ電源を入れると…
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「Nana-On-Sha」のロゴが!

ゲーム起動時のロゴに、「パラッパラッパー」や「ウンジャマラミー」などを世に生み出してきた音ゲーの先駆者「七音社」の名前が(写真中央)!パッケージ裏を見てみるとおそらくリズムアクションであることは想像できたのですが、あの七音社が関わっているということは、ひょっとしたらこれ、超隠れ名作を掘り当てて当ててしまったのでは…?
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ゲームの説明が始まります

十字ボタンで走って、途中に出てくる「音符サイン」が大きくなったタイミングで通過するとポイントゲットか、なるほどこれは新しい感じがする。とプレイ前から根拠の無いポジティブさが出てきます。
早速ステージを開始。しばらくは基本操作を覚えるチュートリアル的な簡単なステージが続きますが、とにかく音楽が良い!さすが七音社。パラッパラッパー等と同じくポップでファンキーで、新しいのにキラキラした80’sの懐かしさもある上質で絶妙なBGMです。ああ、もうこれだけで買って良かったと判断して良いのでは?
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本作にはいわゆる敵が一切出てこず、BGMに合わせてステージにある音符サインを通過して、タイミングよく音を鳴らしながら進んでいくというリズムアクションゲームです。

プレイを続けて感じ始める違和感…

「チュートリアルにしては長いな…」と思うほど、しばらく単調なステージが続きます。が、そのうち道の障害物によってタイミングを妨げられ、意図しないタイミングで音がなってしまったりと、せっかくの良質なBGMが台無しになってしまいます。ステージが進み難易度が上がって来ると、そんなヘロヘロのBGMを何度も繰り返し聞くことになり、違和感とストレスが生じてきます
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せっかくのBGMが気持ち良いタイミングで鳴らせない…

横スクロールアクションなので、音符サインをリズムに合わせて鳴らすことは容易ではありません。リズムを楽しむと障害物に妨げられ、アクションゲームとして楽しむとスコアが低くて単調。一見相性も悪くはないリズムとアクションですが、なんとも表現しがたい違和感とジレンマに苛まれることに。いや、きっとステージを覚えて、リズムとアクションのどちらも追い求めるのが正しい楽しみ方だと思いますが…。

次第に負の感情が強くなっていきます

リズムとアクションどっちにウェイトを置いて楽しめば良いのかわからず、結果として変なリズム音痴なBGMを延々聞きながら、いつの間にか繰り返しステージをやり直すという苦行を強いられていることに気づきました。
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なんかもう眠くなってきた…

こうなってくるともう後は気持ちがネガティブに振れる一方です。忙しいアクション中にただでさえ加圧式のタッチパネルをタップする(押す)というUIもストレス。

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なんならこのキャラクターのテイストもなんとなく好きになれない。ステージを進めど進めど同じ苦行の繰り返しになります。きつい!
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なんか好きになれない独特のテイスト…

もともと人気のアニメ

名古屋のローカル放送局「メ~テレ」で企画、放送されていたアニメで、ストリートダンスを題材として、トゥーンレンダリングでプロダンサーが実際に踊ったかなり本格的な内容だとか。なんだか凄そう。
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メ~テレ?知ってますよ。テレビ朝日系列のでしょ?名古屋中心の。静岡出身ですもん。

確かにダンスにかなりこだわっただけあって、ゲーム内でも格好良い動きをぐにょぐにょします。歩いていても立ち止まっていても、四六時中キャラクターはグニョグニョ動いています。
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よく見てみると素人目線でも動きはかっこいい

結論:基本的に市場価格は値段相応!安いからには理由あり。

今回のワゴンセールは正直「当たり」とまではいかず、ああ、値段相応だな…という印象でした。それが需要が少ないからか、あるいは作り過ぎて二束三文になってしまってるからなのか、安いからには何かしらの理由があるというもの、面白いものもあればそうでもないものだって当然あるということです。
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主人公「飛竜カケル」くん。どうでも良いですが、どことなくコロコロコミック的な香りを感じます。

ただし本作は某ECサイトのレビュー欄ではいくつかのコメントから高評価もわずかに見られたのと、横スクロールのリズムアクションというなかなか新しいアプローチのゲームなので、人によってはきっと楽しめるかもしれません。また先述の通りBGMは秀逸です!(ステージを覚えてひたすら真っ直ぐ進むことができれば…)。気になる方は他のお店でもワンコイン程の価格で売られているようなので、ご検討くださいませ。

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