お正月は楽しい。というよりも12月になるとワクワクする。
でもそれはクリスマスやお年玉という子供時代からの名残だということが最近分かった。
大人になると実際のところは親戚の挨拶回りであったりとかその計画やお土産の手配、甥っ子姪っ子へのお年玉準備なんてものもあったりと、むしろ平日よりも忙しいし気苦労も多いんじゃないか?とすら思えるけれど、そんな想いを胸に新幹線に乗り込み実家へ帰省しつつ、座席でNintendo Switchが楽しく複数人プレイできるかを検証いたします。
(今年も急転直下に展開しているく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。)
新幹線、それは乗るだけで楽しい乗り物。
Switchの検証をする前に、新幹線が好きだ。
今回は帰省で東海道新幹線の品川から浜松(静岡県)へ。
仕事で利用される方はまた違った気持ちなのかもしれないけれど、そういった習慣の無い私にとって移り変わる景色を眺めながら旅先で待ち受ける楽しみに思いを馳せる新幹線の旅は、非現実を味わえる瞬間でもあり、くつろぎのひとときでもある。
お茶と弁当やお菓子、あるいはお酒を片手に揺られるのもまた新幹線の旅の醍醐味だ。
娘が生まれてからしばらくはそういう気持ちを忘れていたけれど、まもなく小学3年生になり銭天堂の本を片手に静かに過ごす娘を見てそんな楽しみを思い出した。娘も成長したものだ。
Switchを新幹線の座席でテーブルに置いてプレイすると、光の反射と画面の角度で見づらい。
一方で成長していない人間がいる。
私です。
新幹線の中でゲームするのは小学生から変わっていない。パパはゲームが好きなのだよ。なので、今回も付き合ってほしい。
新幹線の座席で、3人でSwitchをテーブルモードで楽しめるでしょうかゲ〜ム。(心の声)
娘は窓際、妻はその隣、そして通路側に私が座る。
Switchのモニターを真ん中の座席、つまり妻のテーブルに置いてテーブルモードで遊んでみることにした。
ゲームは自宅でよく遊ぶマリオパーティ。
まず、コントローラーの接続は問題なし。とりあえず座席でマリオパーティをする環境は整った。
ところがこの日は快晴の昼間。窓からの光でswitchの画面に反射し、見づらい状態に。
カーテンで遮光することでまずまず見やすくはなったものの、車内の照明も反射してしまうため、画面の見やすさは自宅には遠く及ばず。
また正面の座席から画面を見てみると、両側に比べるとかなりクリアに。
一方両側から見るモニターはどうしても傾いてしまう上に距離も離れているため、細かい動きを追うことは一苦労。
真ん中のプレイヤー、圧倒的有利。
新幹線の揺れと画面の小ささで激しい酔い到来。
この時点で娘は持ってきた銭天堂の本を読みたそうにしていたので、妻のみに付き合ってもらうことに。よそのご家庭では「ゲームばかりして困る」という話が挙がる中、我が家はこの有様。同じ悩みでお困りのご家庭は、逆に無理強いしてみるとゲーム離れできるかもしれませんよ。分からないけど。
そんなファミリーを乗せて、新幹線は揺れる。
小刻みな揺れが断続的に続き、カーブで新幹線は大きく傾く。
この不安定な足場にSwitchは耐えられるのか?
そんな不安をよそに、Switchはびくともせずに大地をしっかりと踏みしめながらテーブルで立っていた。ゲーム機界の武蔵坊弁慶といったところか。凄いぞSwitch、新幹線も凄い。
しかし、新幹線の揺れと共にSwitchも揺れる。
う〜ん
しかも正面ではないこともあり、揺れる小さな画面を遠くから集中しなければならない。
マリオパーティーのミニゲームたちをプレイすること約5分。
酔った。
これまで電車通勤や新幹線で散々3DSやなにかの携帯機をプレイしてきたけれど、傾いた画面と見え方の小ささに私の脳が違和感を感じた模様。ここでちょっとパパ休憩しますね。
それ以前に新幹線でスマホを見て酔うことも無かったのに。
この酔いは体質や慣れもあるけれど、少なくともこうして散々ゲームをプレイしてきた私もこの有様。座席に3人でプレイしていたら一人くらいは酔うかもしれないし、重症化することでせっかく楽しいはずの旅が最悪なエピソードを残すことにもなりかねない。
結論:新幹線でNintendo Switchをテーブルモードで複数人プレイすると、画面の見え方に公平性も無く、酔う。
その後実家へ到着し、2年ぶりに直接会った祖父母と東京とは違ってひたすら広い公園で遊んだり、積もり積もった小学生生活について話したりしていた娘。結局この旅で持ってきたSwitchいじってるのはパパだけだったな。
もう少し娘が大人になって親の手から離れた時、鹿児島とか青森とか美味いものやまだ見ぬ景色を求めていつかもっと遠くへ一人旅でもしてみたい。その時もやっぱりSwitchを持って行くと思うけど(その頃はまた新しいゲーム機になってるか)携帯モードでプレイせねばと心に誓った今回の帰省でした。