「ファイアーエムブレム風花雪月」魅力を一言で言うと!シリーズファンクリア後の感想


Switchの大作シミュレーションRPG「ファイアーエムブレム風花雪月」の発売から2ヶ月が経っていたんだね。その他の大型新作タイトルを放ったらかして周回プレイをするほどどハマりしていたにも関わらず、肝心の感想をお伝えしていなかった!

今更感がありますが、FEシリーズの多くをプレイしてきた身として、そして私管理人自身にとっても忘れずに評価しておくべき価値がある一本でしたので、2ヶ月越しのレポートです。

面白かった!

FE風花雪月の魅力を一言で表すと、自由度の高さかも!

ファイアーエムブレム風花雪月、色々と面白かったんですけど、何がいったい面白かったのか?一言で言ってみよう。

う〜ん。

…シリーズ屈指の自由度の高さ!

ファイアーエムブレムといえば、パワー、スピード、魔法型といった、特徴ある仲間を引き連れて一本道のシナリオを進む。ところが次第に強力になっていく敵の軍勢。そこで、クラスチェンジすることで上位の職業へグレードアップ。みたいな、基本は決まったシナリオと仲間で進めていくのが定石。

ところが本作は、3つの王国のうちひとつを選ぶところからゲームは開始し、後に王国の仲間を信じるのか、教会を信じるのか…?といった選択を求められ、物語はプレイヤーの選んだ道筋へ。

シナリオの分岐だけで言えば過去作品でもあった気もするけれど、特徴的なのはキャラクターの育成。

これまでのシリーズは、職業の決まったキャラクターを上位クラスへ転職させるのが基本でしたが、モヤシのように線の細い魔法系キャラに物理攻撃技能を強化させて脳筋キャラに育て上げたり、ビジュアルがムキムキのキャラを敢えて魔法系に仕上げたりと育成の方針は自由。

もちろん個別に設定されたパラメータごとの成長率から向き不向きはあるけれど、このキャラクター育成による戦略幅の広いこと。

だけど、個人個人が強くなるだけだと強い人間が前線に立ち、弱いキャラクターは後ろでくすぶる偏った戦闘になりがち。

そこであのギャルゲーみたいなものが活きてくるんですね。

かつてときめきメモリアルを散々やり込んだときメモラーから言わせて頂いてもこの風花雪月は確かに立派なギャルゲーですけど、舐めたらいけませんよ。

シミュレーションパートで仲間との親密度を高めて支援度を高めると、戦闘でガンガン援護攻撃をしてくれるように。

また、主人公の各ステータスを一定値まで高めると、他国の生徒もスカウトし、仲間に加えることができる主人公の育成はまさにギャルゲー。

ただし、ただのときメモと思うなかれ。複雑に絡み合う3カ国の覇権争いのような構図は理解が難しいのですが、読み解いていくとこれが感動のストーリーでした。このあたりもさすがファイアーエムブレム。

ボリューム充分!こってり遊んで、1周のクリア時間は65時間でした。

また本作はボリュームも充分。

いつだったか、どこぞのプレイヤーが20時間でクリアしてしまったということをネットに上げたことが拡散され、風花雪月はボリューム不足という話が一人歩きしたものですが、私の場合は丁寧にシナリオを読み進め、クラスメイトたちを愛情持って育てた結果、本作のクリア時間は65時間でしたよ。

タイムアタックのような短時間プレイに命を賭けるプレイヤーも中にはいるのでしょうが、それを基準として風花雪月はボリューム不足と信じ込んでしまうのはもったいない。

全ての会話を読み飛ばし、1ターンが一瞬で終わる「AIスキップ」機能や何かを活用すれば、確かに20時間は不可能ではないかもしれませんが、ユーザビリティの快適さの話。この珠玉のシナリオと分岐する展開、さらにクリア後のやり込み要素を考えると、ボリューム不足っていうかもう何百時間でも遊んでいられるんじゃないの?と思いますけど。

もっと遊んでいたい!過去のシリーズと比べて感想は?

冒頭で申し上げましたが、私管理人はこれまでファミコンからスーパーファミコン、ゲームキューブ、アドバンスにDS、3DSの覚醒やifと遊んで参りましたが、この風花雪月は文句無しで過去最高です。

ゲームはシリーズの人気が高ければ高いほど内容をガラリと一新することで古参ファンからはヤイヤイ言われがちなもの。

もちろんファイアーエムブレムはシリーズを重ねるごとに新しい価値や遊び方を提供してきてくれたけれど、ここまでシステムを大胆に変えて、これまでシュッとした硬派なシミュレーションから一見浮ついた学園モノへと大胆な変化を遂げたにも関わらず、世間でのネガティブな評価もごく僅か。

そして、今回は3つの王国どこに付くか?その先でも誰を信じるか?倒すか?ドライで容赦のない展開は、ビジュアルに反して過去に無いほどハードな内容でした。

さて、先日当サイトでもお伝えしました通り、現在公開されているうち最高難易度である「ルナティック」をプレイ中です。ハードを上回る難易度に開始当初は一部のチャレンジングなプレイヤーだけが楽しめる難易度であろうとネタ的に開始してみましたが、意外なことに緊張感を保ちつつ進められています。

あれから別の大型の新作タイトルを3本ほど購入しましたが、正直新しく買ったゲームをそっちのけで風花雪月をもう少し繰り返し遊んでいたい!

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