※本記事はネタバレを含んでおります、ご注意ください。
新作ペルソナ5発売直前でやっとクリアしたPS Vita「ペルソナ4ザ・ゴールデン」ですが、せっかくなので通常エンディングを書いておこうと思います。
「リア充学園もの」と揶揄され、確かに私もベタベタな青春グラフィティに困惑したり甘酸っぱい気持ちになったりしましたが、春が来て主人公が実家に帰るエンディングを実際に迎えてみると、不覚にも?「みんなとの別れが寂しいな」と思うに至ってしまいました。終わってみるとなかなか良い話だったと思います。
ラスボス?「アメノウズメ」の討伐
菜々子を連れ去った、事件の犯人と思しき「生田目太郎」をテレビに落として(殺害して)一件落着とするか、それでは犯人のやっていることと同じ、後は警察に任せるべきかの選択において、「ちょっと待て」「まだ分からないことがある」と選択していくと、実は真犯人は別にいるのでは?という展開になります。
純粋無垢な私なんて、当然真犯人なんて居ないと思っていたわけですが…
その後一旦仕切り直して再度真犯人の情報集めをし、ついにその人物を突き止めます。異世界に逃げた真犯人を探すうちにクマとも再開し合流、その後真犯人に憑依していた「アメノサギリ」と対峙します。
マヨナカテレビを作り出した張本人のようです。しかしメガテンシリーズって球体のラスボスが多いな。
霧を統べしもの、人の意に呼び起こされしものだそうです。ラストっぽいボスだけあり確かになかなか小賢しい攻撃をしてきますが、これまでの女神転生シリーズの鬼畜隠しボスに比べたら中ボスくらいの強さです。きちんとレベルを上げてさえいれば苦戦することはありませんでした。ということで楽勝。
…といって田稲羽市の霧を晴らしてくれます。素直に戻せばよろしい。
そして一同が元の世界に戻ると、確かに霧が晴れていました。これでやっと事件の終わりを確信する一同です。
別れの3月までの間、クリスマスやバレンタイン、スキー旅行などの青春イベント
ペルソナ4ザ・ゴールデンにおいては、アメノサギリ討伐〜別れの3月の期間に色々なイベントが発生します。
スキーイベントは合宿で青春あり温泉のノゾキありのベタな甘酸っぱい感じです。
クリスマス、初詣、合宿のスキーなど甘酸っぱいイベントが発生します。事件は解決しましたが、この貴重な3ヶ月間の間にこれまでの行動次第では重要なイベントも発生します。が、ノーマルエンディングに直接的に関係することではないのでこの場では割愛します。
また平日などイベントの無い日については、これまで通りコミュニティレベルの向上に勤しむことができます。
さらに病院で息を吹き返した菜々子ちゃんも、その後退院できるという知らせが来ます。
いや〜ほんとに良かった!
いよいよ別れの日前日、お世話になった仲間達に挨拶回り
そんなこんなでいよいよ別れの日前日、これまでの思い出を振り返ります。
改めてこんな高校生活過ごしてみたかった!
モノクロームの回想のあと、集合写真をバッグに入れてから関わりのあった友人達に挨拶へ商店街へ。
ここである「引っかかる点」に気づき、自宅に帰らずに再度商店街へ向かうという選択をするとエンディングが分岐しますが、素直に堂島邸に帰ると通常のノーマルエンディングを迎えます。
ちなみに私は他のゲームに浮気したりしながら、購入から1年後にやっと本作のクリアに至ったためさすがに主人公が田稲羽市に居候に来た初日のことなど覚えておらず、アメノサギリを倒して真犯人?を捕まえ「ああ良かった!」と、その背景を疑う余地なく自宅に戻ったわけですが…。
よかったよかった。さあ帰ろう。
帰宅当日、ついに仲間達との別れ
そしてついに帰宅当日の3月21日を迎えます。前日に切符を用意してくれていた堂島遼太郎に駅まで送ってもらうと仲間達が待っていてくれています。
恋人になった子達も来てくれました〜!
明るい晴れやかな雰囲気で、一人一人が言葉をかけてくれます。
「また必ず会おうね」「世話になったな!」
そしてバッドエンドでは静かに別れを惜しんだはずが、こちらのエンディングは皆感極まって追いかけて来てくれます!しかもバッド…の時なんて、一滴も泣いちゃくれなかったのに!というエモーショナルなシーンでありながら、なぜか主人公はほぼ無表情を貫くという、クールなのか、はたまた薄情者なのか、ぶっちゃけこの1年間つまんなかったのか?ちょっと気になるところではありました。
なんかもっとこう…笑ったりできないのかね君は。
それにしても以前御紹介したバッドエンディングとは明らかにテンションが違います。それもそのはず、菜々子ちゃんが無事ではなかったり、クマが姿を消してしまったり、結局霧が晴れないまま田稲羽市の住民たちは日々を過ごすことになるわけですから…。
こうして見比べてみると、バッドエンドってやっぱりバッドな雰囲気ですね…(写真はバッドエンドのものです)
ノーマルエンディングを迎えてみて
ペルソナ4ザ・ゴールデンはある意味クリア後が本番と言っても過言ではない程やり込み要素が多いのですが、冒頭で申し上げた通り、いざエンディングを迎えてみるとなんとなくメンバーとの別れ、ゲームが終わってしまうことに寂しさを感じるようになっていました。ペルソナ5そっちのけでもう一度プレイしようかな…。
てやってしまうからストーリーが分からなくなってしまうわけです(写真はペルソナ5です)
本作は音楽も非常に良いので、見ていると鳥肌が立ってしまいそうな気恥ずかしいベタベタのストーリーであっても、BGMがそれを際立たせている感はあります。なんとなく絵柄や雰囲気で毛嫌いしている人も、いつの間にかそのキャラクター達に愛情を感じてしまうかもしれません。
そして上述の通り、私なんぞは生田目さんが真犯人と思い込んでいた程鈍い人間なので、まさかこの他に真の「トゥルーエンディング」なんてものが存在するなんてことは一切気づくはずもなく。そのエンディングについてはまたいつか。