桃鉄みたいなすごろくゲー「ご当地鉄道 for Nintendo Switch」家族でやってみた。


自粛自粛のこんな状況こそ家族で遊べるゲームが重宝されるわけで。ゲームにほぼ無縁の妻に提案したところ、桃鉄がやりたいとのこと。良いね、桃鉄!ところが、ファミリー層と親和性のたかそうな任天堂機Switchにもかかわらず、2020年5月現在桃鉄は無く。

そんな中、サイコロ振ってプレイヤーを交代しながら鉄道を進み、最終的に誰が一番活躍したかを競う桃鉄みたいなゲームを発見。その名も「ご当地鉄道 for Nintendo Switch !!」。過去3DSやWiiUでも発売されていたようですが、これなら子供も妻も一緒に家の中で楽しめるのではなかろうか?

ただ、妻はさておき子供(娘)は現在6歳。この父をしてゲームはほとんどやらず、算数で言えば、繰り上げの足し算をやっと覚えたレベルの娘はルールを覚えて家族で楽しめるのか?

実際に遊んでみました。

メンバー紹介

2016123106【管理人】
1979年生まれ
男性
趣味:ゲーム、楽器
職業:企画職
好きなゲーム:JRPG全般、レトロゲーム等
現在プレイ中のゲームは、バイオハザードRE:2と聖剣伝説3リメイクプレイ中とFINAL FANTASY X、X-2HDリマスター。家族で遊ぶべく桃鉄を探す中で「ご当地鉄道」を発見!
about_02【妻】
管理人のいっこ年上姉さん女房。ゲームはほぼ無縁で、唯一高校生の時に買ったゲームはゲームボーイのぷよぷよ。職場では「姐さん」と呼ばれる優しく頼もしい存在だが、Bダッシュができない。龍が如くの男臭いストーリーは好きで、人生で初めてクリアした大作ゲーム。古い建物や廃墟が好き。たれ目できれい好き。

about_03【娘】
6歳。ゲームは普段興味ないが、遊べればゲームでもカードでもなんでもOK。好きなアニメはジョジョの奇妙な冒険とかなりの英才教育だが、肝心の学問は大らかな方針。最近繰り上げの足し算と、先走ってなぜか九九を習得したレベル。パパ似。への字口で目力が強い。

ご当地鉄道ってどんなゲーム?

まずこのご当地鉄道 for Nintendo Switchはどんなゲームか?

簡単にご説明させていただきますと、全国のご当地キャラたちを仲間に加え、日本全国の駅を巡ってそれぞれのファンを増やしていき、期間中に最もチームのファンが多いプレイヤーが勝ち!となるすごろくゲー。

桃鉄同様全国のターミナル駅からルーレットで目的地を設定し、一番最初に到着すると大量のファンが増加。

道中停車する先々の駅でイベントが発生し、そこでもファンが増加、時には他プレイヤーと対戦し、ファンを奪う、みたいな桃鉄でもお馴染みのシステム。

基本操作は上記の通りで、主なモードは2つ。一つは期間を設定し、最終的にファン数が多いプレイヤーが勝ちとなるモード。もう一つはファン数を定め、そこに一番最初に到達したプレイヤーが勝利というモード。だいたいの流れは桃鉄プレイ済みなら抵抗なく理解できそう。

あとロード時間が短い!もう短いというより「無い」に等しい。グラフィックがどうとかオープンワールドがどうとか、そういう類の世界ではないにせよ、それにしても快適。

ご当地鉄道、桃鉄よりマイルド。ここが魅力!

それじゃ桃鉄と比べてどうなのか?という話ですが、これまでいくつものシリーズを積み重ねてきた分、やはり桃鉄の方がコンテンツは豊富。例えば駅に止まった時に発生する出来事のバリエーションや、駅ごとの特色や名産品のデータ量も、さすが30年以上も積み重ねてきた物量を感じさせます。

そして、桃鉄の方がイベント展開が過激。桃鉄でよくある大金を所持していたのに突然発生したイベントで突然所持金がゼロになってしまったりといった過激さや理不尽な感じは、ご当地鉄道には少ない印象。

時々桃鉄で起きるイベントの理不尽さ、納得感の薄さたるや。

なので、そんなとんでもない結果にすら爆笑しながら楽しめるのが桃鉄。

一方のご当地鉄道はというと、全体的にマイルド。キングボンビーや各種戦況をひっくり返すような強烈なイベントなどは少なめ。

桃鉄と単純にどちらが面白いか?という比較は難しいのですが、桃鉄のスリリングさに慣れていると少し刺激は少なく、桃鉄のあの独特の理不尽さに納得感が得られない人には程よいかもしれません。

戦略性で言えば桃鉄の方が幅広く、30年も続いてきたのはそれだけで面白さの証明ではあるけれど、このご当地鉄道を侮るなかれ。

本作の魅力はなんといっても120以上にもおよぶ全国実在のご当地キャラ。中にはふなっしーのような自治体非公認キャラも登場。モデリングされたご当地キャラがグリグリ動き回る姿は単純に可愛い。それが地元のキャラだったりすると、その愛おしさはひとしお。特殊な固有技「スゴ技」で活躍させたり、ひいきのキャラを仲間に加えるべく敢えて遠回りの道を辿ったり。また、一度仲間に加えたご当地キャラは図鑑に登録されていくというコレクション要素も。これは既に版権のニオイがプンプンしている桃鉄では実現困難な強みかも。

ご当地鉄道の難易度は?子供でも楽しめる?

所持金で競う桃鉄に対してご当地鉄道の勝敗基準は「ファン数」。桁数も少なく物件運営の概念も無いのでシンプル。桃鉄に比べて低年齢層でも楽しめそう。テレビのリモコンは普通に操作する我が家の6歳の娘は、普段全くゲームに関心を示さないため最初コントローラーの操作に最初戸惑っていましたが、約30分1周のプレイで概ね慣れたようで、2周目からはだいたいのルールを理解してプレイしていました。

ただし、1回目で負けてしまうと子供は一気にやる気を削がれるので、長く家族で楽しむ場合はある程度の接待は大事ですよね。娘は1周目に花を持たせた結果、その後もやりたいと興味を持つようになりました。大事ですね、成功体験。

そしてご当地キャラがとにかく可愛い。娘も「このキャラが可愛いから」という子供らしい理由で、行く先々で発生するイベントでお気に入りのご当地キャラを選んでいました。普段ゲームはあまりやらない子供でも一緒に楽しめると思います。

本作は複雑な計算やコントローラーの操作を求められることも無いので、保育園や幼稚園、小学校低学年くらいの小さなお子さんも一緒に楽しめると思います。もちろんルールはシンプルなので、大人でも楽しめます。屋内で家族で遊ぶネタに困った時にはおすすめです!

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