前作未プレイで「The Last of US Part2」をプレイした感想。


本日はPS4「The Last of US Part2(ザ・ラストオブアス)」

このシリーズどえらい評判が高く周囲からも強く勧められたけれど、さていったいどんな神ゲーなのかと思い前作をすっ飛ばしてプレイ開始。アメリカでゾンビ化するウイルスが蔓延してしまい、人類とゾンビとで生き残りを賭けた戦いが今始まる!みたいな感じかなあ、くらいないい加減な先入観で開始しましたが(そんな大河的なノリでもないのだけれど)果たして楽しめるのか?

15時間ほどプレイしたご報告です。

開始早々圧巻の演出やグラフィックに驚き。こりゃ動く映画だ。

開始早々驚いたのが演出とグラフィック。もうPS5とか別にどうでも良いよってくらいの表現。

その地域で暮らす人の営み、シームレスに行われるイベントと戦闘、とにかく全てがリアル。こりゃ事前に聞いてた通り確かに「動かせる映画」ですわ。そう呼ばれるゲームをいくつか遊んできましたが、ある種このジャンルの最終形かも。

そもそもどんなジャンルかすらほぼ知らないまま買ってみたけれど、なるほどスニーキングアクションなのね。

物陰に隠れつつ感染者なるゾンビ的クリーチャーや別勢力との戦い。息を殺して周囲を見渡し、背後から忍び寄ってステルスキル。見つかった時には銃や接近戦で応戦。

スリルを経てエリアの敵を一掃した時の安堵感。

ところが、周囲の感染者を蹴散らしたはずなのに「ぅぅぅぅ…」という声がまだどこからともなく聞こえる。

後ろ…?いや、左の方か?…けっこう近いぞ!としばらく周囲を警戒していたところ…!

お前かー!

うちの猫のイビキでした。ということもありました。やめてくれ。

屋内外オープンな場所でのスニーキングアクションが楽しい!

スニーキングアクションではあるけれど、基本的にはエリアを攻略、制圧していくメタルギアともちょっと違って、遠距離から狙撃することはもちろん、屋内外問わず移動可能な場所へ誘い込むことも可能。スニーキングの自由度は高め。

雪山やシアトルの街(後半の舞台はまだ分からない)を歩き回って点在する敵軍勢(人間)や感染者など、別々の勢力に対するスニーキングは独特の緊張感が。

そしてこの立場の違う敵勢力同士が突然戦い始めるのもユニーク。人間の軍勢とドンパチやっていると、相手が突然「感染者だー!」と叫び、背後からゾンビが全力失踪してきた時の地獄。

うまくやれば、この2つの勢力同士を争わせて自分はニヤニヤしながら遠巻きに眺めつつ、敵の数を減らすなんて仕掛けも面白い。ピンポンダッシュみたいな楽しさとでも言いますか。失敗するとどっちからも襲われて絶望になるけれど。これもまたピンポンダッシュが見つかった時の絶望感に近いか。

シチュエーションの怖さは強いがクリーチャー的な怖さや対峙した時のビックリ感はバイオの方が圧倒的に上!

世界観は感染者なるゾンビがはびこる舞台なので、こりゃバイオと同じような怖さか?と思っていましたが、また違ったホラー感。

まず、こっちのゾンビったら走るの速いのよ。

基本は「アウー」とか唸りながらにじり寄ってくるバイオのゾンビに対してラスアス2の感染者はというと、主人公を見つけると全力失踪で向かってくる。

ただしラスアスの方が回避や攻撃の速さや手数などアクション性も高いので、ゾンビに対峙した時の恐怖感は薄め。難易度ノーマルにおいては4〜5体くらいの相手であれば力技で押し通せるし、屋外へ誘い出して広いエリアで応戦もできる。

フンッ!

バイオハザードのように閉鎖的空間で追い込まれた時の絶望感や、タンスや窓から飛び出してくるようなお化け屋敷的脅かし要素も薄め。敵の動きも速いからビジュアルもよく分からず。ステルスキル時にカメラをぐるりと回転させてご尊顔を拝したらまあまあキモかったです。まあゾンビだし、イケメンでも困るからキモくて正解なんだけど。

ポリコレへの配慮強め?結果違和感(嫌悪感?)も。

海外ゲームでは習慣化されているようですが、アメリカを中心としたポリティカル・コレクトネス通称ポリコレに配慮するあまり、免疫のない我々日本人には暴力や一般的な性的描写とはまた違う違和感が。

ことセクシャリティについてまだまだ自分自身免疫が無いせいか、わざわざ中立的に取り扱うことに対して違和感も。昨今でこそセクシャルマイノリティのオジサンたちがバラエティで面白おかしく発言する時代になったけれど、過激なものをマイルドにしていくのともともとタブーとされているものが現れるされるのとでは捉え方がまるで違う。私の場合はそれがある種嫌悪感となって現れてしまった。

本場では「ああLGBTに対してもフェアに扱っていて関心だね」と言われていたとしても、それが映像となって表現されるとどうしても嫌悪感が出てくるわけで。私個人としてもセクシャルマイノリティの友人知人も少なくなく、意識の上では許容しているつもりであっても、そういう世界観ですよと前もって教えてくれれば、心の準備というものができるのだけどね。往年の「超兄貴」だとか。

面白い。けれど、メタスコアの96点は言い過ぎかな…?前作未プレイだとストーリーはポカーンな部分も。

冒頭で申し上げた通り、私は前作未プレイです。果たしてストーリーは理解できるのか?そして名作、大作と言われるからにはそこらへん配慮した作りになっているのかな?と甘えた根性で臨んでみた結果、前作未プレイだとキャラクター同士の関係性はいまいちよく分からず。

前作登場の主要キャラについてよく知るプレイヤーには賛否される場面もありますが(感覚的には「否」の方が多い?)ネットで大騒ぎされているような展開に対してもほぼ共感できず。

そういえば、武器の他に主人公のアクションに幅を持たせる強化要素も今のところは気持ち程度。スキルや武器の組み合わせに頼らずとも純粋にゲームとして楽しめる造りは見事ではあるけれども。能力開花することとゲームとの結びつきが弱く、中盤まで全然強化しなくてもなんとかなってしまう。ゾンビ3〜4体くらいであれば力技で押し切ることもできるし。

全体的には今の所申し分なく面白いです。さすが周囲が勧めるだけのことはあります。

ただ、メタスコア96点という神ゲー相当の結果に対してはああ確かに神ゲーだよねと素直に頷くこともできず。求めていたイメージとのギャップなのか、あるいはセクシャリティへの抵抗感が強いのか?ゲームジャーナリズムへの疑いすら抱いてしまうほど。という夢も根拠も無い話は置いておいて、直近遊んでいるゲームの中では圧倒的に没入感も強く、続けて遊びたい作品ではあります。

引き続き次のエリアへ潜入していきます!

この記事へのコメント

  1. レビューボムが多発してるらしいので現在見極め中。正座全力待機してます。

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