というわけで無事にPlaystation VRを購入いたしました。
余りの配線や部品の多さからセットアップに苦戦したものの、30分程度でセット完了。プレイしてみた印象としては、事前に聞いていた通り、かつて無い映像表現にエンターテインメントの進化を感じました、いやこれは面白い!
良い買い物をしたと満足していますが、せっかく買ってみたので面白い!と感じたポイントと、気になった不便さ、注意点についても書かせていただき、これから購入される方へ少なからずお役に立てればと。
VRの映像表現を言葉でお伝えするのはなかなか難しいですが、私なりにお伝えできればと思います。
かつて体感したことのない臨場感!
自分が近づけば対象も近寄りその世界が360度存在するというのは物凄い臨場感です。ちょっと怖いくらいリアリティあります。この体験はどんな他の機器には代え難いでしょう。
ゴジラのような巨大な生き物の真下にいる迫力は、平面で遠くから眺めるテレビとは全く違う感覚です。
「ゴジラ、ヤバいな。」って生まれて初めて思ったけど、やはり平面のスクリーンショットだと全く伝わらない!
シネマティックモードでVR非対応ゲームも迫力が凄い!
VRに対応していない既存のゲームや映像についても、VRヘッドセットで、他社のヘッドマウントディスプレイ同様映画館さながらの大画面を楽しむことができます。こちらはテレビと同様平面映像となりますが、Playstation Cameraと連動した仮想空間に大きな画面が存在しているような独特の臨場感があります。
体感最大224インチのまさに映画館!
今旬の「ペルソナ5」をシネマティックモードで試してみたのですが、凄い迫力です。
続いて注意点です。
ある程度の部屋の広さが必要?
PSVRの使用にはPlayStation Cameraが必須となり、このカメラによってVRヘッドセットやコントローラーの位置を認識することができます。
ヘッドセットとコントローラーが認識される位置でプレイする必要があるので、カメラから1〜2メートルほど離れてプレイするのが理想かもしれません。
ゲームによっては立ったり座ったり大きく動いたりする必要があるので、cameraとの距離があまりにも近いとカメラのトラッキング(認識)範囲から外れてしまいます。
となると、私も住んでおりましたが、6畳くらいのワンルームマンションだと、部屋の配置によっては少し厳しくなって来るかもしれません。
ある程度の部屋の広さ(カメラからの距離)が必要
それから足元は片付けしておきましょう!
VRヘッドセットの締め付けがきつい
健康自慢の私はあまりの面白さに2時間ほどぶっ続けでプレイしてしまったのですが、特に首が痛くなるほどではありませんでした。
ヘッドセットそのものの重さは思ったほどではなかったのですが、いかんせんピントを合わせるために頭に固定する必要があり、ガチッと締め付ける必要があります。
この締め付けが割ときつい!
かといってグラグラの状態で頭に装着すると当然画面がグラグラ揺れてしまいます。個人差はあるでしょうが、やはり注意書きの通り、適度に小休止は取るべきでしょう。
レンズがまぶたで汚れる
装着した時、レンズとまぶたの距離が非常に近いため、位置を直したりと少しヘッドセットを動かすと、レンズがまぶたと接触して汚れてしまい、ぼやけてしまいます。個人的にかなり気になりました。(私の顔がオイリーだからではないと思いたい…)
かといって映像を鮮明に見るために重要な部品だけあって、乱暴にゴシゴシと磨いてレンズを傷つけてしまってはせっかくのVRも台無しになります。
コードが重くて邪魔!
PS4のコントローラーはワイヤレスなので良いのです。ヘッドマウントディスプレイも決して軽くはないのですが、そのものの重さというよりは本体とを繋ぐぶっといコードが邪魔でしかも重いんです。
しかもゲームによっては立ち上がって動く必要があるため、ただ重いのみならず、体や腕にベチベチ当たって邪魔になります。
この部分がワイヤレス化されたら相当快適になると思いますが、なかなか技術上実現は難しいと考えた方が良いのかもしれません…。
配線、電源アダプターが増える
内容物(camera同梱版)は以下になります。
・VRヘッドセット × 1
・PlayStation®Camera × 1
・プロセッサーユニット × 1
・VRヘッドセット接続ケーブル × 1
・HDMIケーブル × 1
・USBケーブル × 1
・ステレオヘッドホン(イヤーピース一式)× 1
・電源コード × 1
・ACアダプター × 1
ご覧の通り、ケーブル系の部品が5本もあり、さらにその稼働には電源が必要となります。
配線コードが複雑化するので収納は大変ですが、組み立ててみるとなんとなくそれぞれが絡まらないような配置設計になっているような気もします。
ところがVR非対応の既存のゲームを従来通りヘッドセットを使わずにプレイするためには、VRプロセッサーユニットの電源を繋いでおく必要があり、待機電流が気になるエコな方の場合、テレビ⇔プロセッサーユニット⇔PS4に繋がれたHDMIケーブルをテレビ⇔PS4に繋ぎ直さなければいけません。
使用にはそこそこ体力がいるが、革新的な体験ができる!
以上いくつか使ってみて注意点、気になる点を列挙いたしましたが、設定から使用に至ってなかなか体力が必要です。
それでもVRがもたらす価値は本当に革新的で、我々プレイヤーはこれまでと違った角度でゲームを体感することができ、作り手としてもアイデアの幅も大きく広がると思います。
今後どんなソフトが出てくるのか楽しみです。