年の瀬でございます。2016年は始まりからやれアーティストと国民的タレントとの不倫だのスキャンダラスなトピックが多かったり、政治に目を向ければ東京都知事が変わったり、アメリカ大統領が変わったり、なんとも落ち着かない激動の年だったように感じます。
さてゲーム業界においてはFF、サガ、龍が如くなどのビッグタイトル新作が出てきたり、ペルソナがハーフミリオンを突破し同じく大作RPGであると確信できたり。極め付けは何と言ってもVR。元年と言われ、私自身体に鞭打って人生初予約のために夜中に店頭に並ぶという経験をしたりエキサイティングな出来事がある一方で、Wii Uが噂通り生産中止の発表をし、私個人の生活の面でも地域のゲーム屋さんがまたひとつ閉店してしまうという寂しい出来事もありました。
楽しい事、寂しい事がありながらも、今年も色々なゲームに出会うことができましたので、一年の締めくくりとして2016年に発売されたゲームで私個人が楽しいと感じた上位10タイトルを挙げさせていただきます。
※2日に渡って記事公開させて頂きます。
第10位:DARK SOULS 3
2016年3月24日にPS4で発売されました。前作までは隠れ名作として水面下で粛々とファンを広げていたようですが、今作で確実に有名タイトルに躍り出た実感があります。
「そんなことないでしょう?」というファンの方がいらっしゃるのは承知の上で申し上げると「激ムズ」です。個人的に本作は「無双シリーズ」と対極にあると感じていて、とにかく爽快に気持ちよくバッサバッサと無数の敵をなぎ倒すのに対して、ボスはもちろん雑魚敵一匹に対しても油断できず、何度も死んで攻略方法を見出す、自身の成長を楽しめる昨今では数少ないゲームかなと思いました。初めてモンスターハンターに出会った時のような、難しいのに癖になるゲームでした。
第9位:FINAL FANASY XV
2016年11月29日に満を持してPS4から発売された超人気シリーズの最新作です。元々は「ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII」というスピンオフ作品として作られたもののいつの間にかナンバリングタイトルとなりファンから厳しい評価を受けました。よくできたシステムの反面、10年という超長期間開発した割には目新しさ、強みはあまり感じられず、ダサい格好のギャル男達がキャンプを楽しみながらダラダラと旅する、ビッグタイトルでありながら、これといった強い印象がなかったのが残念です。
第8位:タイタンフォール2
2016年8月20日PS4から発売の本作、難しい!上級者向けな印象で、ある程度FPSの操作に慣れていないと楽しめないかもしれません。よくある軍隊系FPSと比べるとかなりスピード感があります。そして本作の肝となるロボット「タイタン」は、人間に比べれば当然メチャクチャ強い。マルチプレイではタイタンに乗り込み相手の兵士を一層する楽しさもありますが、人間がデカいタイタンの上に乗っかり(ロデオ)、妨害したり動きを停止させたりとちょっかいを出すのも楽しいです。知人は巨大で強い相手をチームで倒すこのシチュエーションを「進撃の巨人の楽しさに近い」と話していました。
第7位:Eagle Flight
2016年11月9日に発売されました。Playstation VRから初めて発売された飛行系ゲームですが、凄まじい映像(と、酔い)体験を楽しむことができました。各地のアイテムを集めたり、曲がりくねった細い通りを飛び回ったり、ハヤブサやカラスなどの敵を倒したりとミッションをクリアしながら進めるストーリーモードや、各所に現れる獲物を自分の陣地に運ぶオンラインマルチプレイなどがありますが、ゲーム性としてはかなりシンプル。それでもこれだけじっくり楽しめる映像表現は、この先のVRの可能性を強く感じられました。
鷲になってパリの街を飛び回るというスピード感がありつつも、フランス作品らしく派手さはなくどことなく奥ゆかしい映像表現も魅力的でした。
ただし酔いは強烈!
第6位:バトルフィールド1
2016年10月21日PS4、XBox ONEにて発売。去年今年あたりは同僚、知人の影響でFPSをプレイする機会が増えましたが、とにかく前作の「BF4」同様にバランスが絶妙です。度合いはあれど、この武器使っていれば絶対勝てる!みたいなバランスブレイカー要素があまりなく、自分に合った好みの武器を選び上達していく楽しさがあります。FPSをプレイするならまずは本作をやるべし!と自信を持ってオススメできます。
余談ですが、内容、プレイヤーの年齢層のせいかオンラインプレイヤーの質も高い印象で、みなさんとても親切で大人な印象です。下手くそな私が足を引っ張っても、皆さん励ましてくれてなんだか涙が出そうになりました。
こうして並べて見てみると今のところ過半数が洋ゲーですが、数年前まで「洋ゲー=大味でつまらない」という印象を持っていた保守的な私がこうして洋ゲーを楽しんでいるのは、数年前の自分では想像だにできなかったと思います。今年リリースされたものでなければGTAやInfamous second sonなど、オススメできる洋ゲーも多数あります。やはり良いと言われるものは一度触ってみるだけでも視野が広がるものです。
続いて5位〜1位