せっかくセールになったので、サガフロンティアSwitch版を購入しました。
スマホ版かSwitch版か、どちらを買うべきか?三日三晩悩んだ。
悩みながらネットで色んな意見を眺めていたら「どっちも買った」という愛のある方が一定数いて求めている答えと違って「そういう事聞いてるんじゃないのよ」とスマホにボヤいた。
その後自分の考えを整理したうえでSwitch版を購入。
あれから1週間が経ちほぼ毎日プレイした結果、購入したSwitch版で間違いなかったと確信できた。
私と同じくSwitch版かスマホ版かで悩む方に対し、Switch版を購入したら後悔しなかったよという実体験のご報告を兼ねて、学習能力の無い私はこの先同じことを繰り返してまた迷うはずなので、この志を忘れぬよう備忘録としてメモしておこう。
そのソフトを購入する目的を見つめ直すことに。
そもそも私はすぐ昔のゲームの移植作に手を出してしまいがち。それがセールにでもなってしまおうものなら、せっかくだからと手を伸ばしてしまう。スーパーでおつとめ品になったデザートを手に取ってしまうみたいなやつです。
ことスーファミ時代前後その黄金期を過ごしてきた私は、スクエニの旧作が現行機に移植されたと知ると反射的に購入してしまう。
そしてPS4、Switch、そしてスマホといったマルチ展開に頭を悩ませるのだ。
なんでどちらも出してしまうのさ。(どっちかしか持ってない人でも遊べるようにですね)
とうの昔にクリア済みのゲームなのでどうせ最後までやらないのは目に見えている。けれど、そもそも今になって私がサガフロンティアを購入したい動機や理由は何か?
目的は何かを見つめ直して行動分析することで解決策を探ってみることにした。意外と真面目なのである。
考えた結果「昔遊んで楽しかったソフトを時々動かして思い出に浸りたい」という結構いい加減な結論に辿り着き、自分が真面目なのか何なのかよくわからなくなってきた。
つまり、今すぐクリアへ向けてせっせとプレイするぞという強い意志があるわけでは無さそう。(という時点で積みゲー確定)
肌身離さずスマホで持ち歩きプレイするほどの利用頻度ではなさそう。
であるならば、買ったところで起動頻度はそこまで多くないかもしれないぞ?
3ヶ月にいっぺんくらいかもしれないし、一年に数回かもしれない。あくまでたまに動かして、休みの期間中にプレイしていた学生時代、あの夏休みの思い出と懐かしさに浸りたいのである。冬休みだったかな、とにかくそんな感じのメモリーに触れたいのだ。
やり始めたエルデンリングはまだ1ヶ月はかかりそうだし。
実際今だって大量の積みゲーが控えている。今だとPS5でエルデンリングを遊びまくっているので、Switchの起動時間もここ数日珍しいほど少ない。ちょっと前まではなんであんなにも欲していたのか謎なくらいPS5はホコリをかぶっていたというのにね。
となると、寸暇を惜しんでプレイするほどスマートフォン最大の利点である携帯性は必要とされないはず。
サポート対象外のリスク。将来的に長く遊べるのはコンソール機版。
また、このたまに動かしたくなる衝動は長期的に発生する気がする。
10〜20年後、どれ40〜50年前のゲームでも久しぶりに遊んでみようかのとなる可能性も十分にある。
20年も経てばさすがにスマートフォンは買い替えるだろうし、わざわざ古いスマホを持ち歩くかという話である。
そもそもスマートフォンに代わる別の何かを持ち歩いているかもしれないし、よく考えてみると、かつてガラケーに入れていたスーファミのロマンシングサガは、ガラケーを引っ張り出してプレイするかというと存在すら忘れており、ガラケーの所在すら分からないのだ。
勝負あった。
そしてここがスマホの致命的なデメリットで、OSのバージョンによってはソフトのサポート対象外となるため、思わずアップデートしてしまうと突然アプリ、ゲームが起動できなくなることだってあるのだ。
ゲームに限らず様々なアプリがそうであるように、実は私が10年以上も前にインストールしたゲームの多くはOSアップデートによって起動不可の状態になっていた。
ほんと、昔のスマホを引っ張り出してみて試してみてください、びっくりするほど「サポート対象外」で起動できなくなっているはずだから。
それじゃどうして当時スマホ版を購入したのか?
それは移動中肌身離さず持ち歩くスマートフォンの画面で、過去の名作が動かせるというそこにロマンを感じるガジェッター的喜びがあったので、それはそれで当初の目的に則した正しい判断だったとも思う。
1週間プレイし続けてみた結果、Switch版で正解だったと確信。(パッケージ版もまた良いよね)
という理由からSwitch版に決め、たまにしか動かさないであろうと思いきや一度遊び始めるとやっぱり楽しいので毎日せっせとプレイし始めて1週間。
テレワーク下でスマホを持ち歩いて外出する機会も少なく、でありながら物理ボタンの操作性の良さとハンディな手軽さで「やっぱりスマホ版にしておけば良かった」と思うことは皆無だった。
Switch版で良かった。
とは言ったものの、3DSやPS3の再ダウンロードサービス終了宣言を受けて、ここ数年で個人的にはパッケージ版のプレゼンスが上がってきている。
20年近く前のPSPと10年前のクロヒョウも、物理的に破損してさえいなければ動くのだ
サービス終了の可能性を鑑みると、起動時の入れ替えの手間を除けば、長期的に楽しむという目的においてはパッケージ版が最強なのだ。
それじゃ、SDカードを取り外して保存しておけば良いじゃないかと思ったものの、何かの拍子にSDカードやHDDなどの記憶媒体が物理的に破損してしまった場合、全てのゲームが一瞬で無くなってしまい、再ダウンロードできなくなると手元に残るのは思い出だけなのだ。
ハードは中古で探せば当面入手できそうではあるけれど、サービス提供者のサーバー管理も有限。やがてサービス終了を迎えればサポート対象外にもなる。
刻一刻とその時を待ちながら、注目されるのが町のゲーム屋さん。
「データは有限です」のキャッチフレーズのもと、小売店にはまだまだ頑張っていただきたい…という落とし所で、本日は失礼させていただきます。