スキあらばGAME 2022年発売のオススメゲームTOP10 後編


スキあらばGAME 2022年発売のオススメゲームTOP10 前編に続き後編、5〜1位になります。

第5位:ゼノブレイド3(NS)

第5位は、7月29日に発売されたゼノブレイド3。なろう系ストーリーは好き嫌いあるでしょうし、実際あらゆる女子にモテまくり頼られまくりのそんなジャンプの裏表紙みたいな主人公の境遇に、免疫のない私なんかはむず痒くなってしまうのだ。

けれど、そんなシチュエーションはさておいてもやっぱりゼノブレイドは大作だけあってとんでもなく精巧に作られている。

俺TUEEEプレイ大好きで天邪鬼な私が、突拍子もない寄り道をして推奨レベルを大きく上回るレベルでラスボスに挑んでも、そう安易とは勝たせてもらえなんだ。

どこへでも行けて、好きなように遊べる。ゼノブレイドはそう自由度が高そうに見せておいて、実はしっかり筋道を追ってクリアさせる構造と絶妙なバランスで成り立っている。

反対に、ビルド構成や戦い方次第では低レベルでもどうにでもできてしまうため、このゼノブレイド3には腐るほど低レベルクリア、ボス撃破といったチャレンジングな試みが世に溢れている。それほど戦い方の幅がとんでもなく広いのだ。

分析しながら限界に挑戦する頭脳派プレイヤーから、アホのように彷徨ってレベルを上げる私のような少し足りていないプレイヤーまで、それぞれがまんべんなく楽しむことができる。

足りていない側の人間として、人造人間がテーマになったストーリーは哲学的でやや難解。3周くらいすれば概要くらいは掴めるかもしれないのだけれど、1周のボリュームが半端ないのでストーリー考察は賢そうな人に任せるとしよう。

第4位:スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE(PS5)

第4位は10月27日に発売されたスターオーシャン6 THE DIVINE FORCE。

ゲームそのものの品質はもちろんだけれど、スターオーシャンはシリーズによって評価にバラつきがある。加えてシリーズとしても因縁?浅からぬヴァルキリーシリーズ新作である「エリュシオン」が、発売直後早々ワゴン行きになってしまったこともあり、得体の知れない不安感に苛まれていた。

けれど、その不安は開始1時間で完全に払拭、世間の評価も上々。今回は面白いやつだ。手数の多い爽快感溢れる戦闘、多少甘々で序盤からフルパワーで強化できるアイテムクリエイション、SFと中世的なファンタジーの融合と、これぞスターオーシャンという魅力に溢れている、本当に良かった。

恒例の裏ボスを数秒で撃破できるまでやり込んだものの、残念ながら「世界中の宝箱を全て開ける」「アイテムクリエイションで全アイテムの◯%を作る」といったタフ過ぎる条件の壁は険しく、トロコン未達成。

惜しむらくは、やり込み要素が相変わらず豊富でありながら、シリーズ通して頑なに取り入れようとしない「データ引き継ぎ周回プレイ」が、今回も無いこと。1周ではトロコンできないのに、なぜこうも拒み続けるのか?

強くてニューゲームが備わっていたら、このスターオーシャン6は当サイトの2022年ナンバーワンだった気がする!

ナンバー3くらいかな?

やっぱりこの4位が妥当か。

第3位:ロマンシング サガ -ミンストレルソング- リマスター(NS)

第3位は、12月1日に発売されたロマンシング サガ -ミンストレルソング- リマスター。

いや、もう一位にしても良かった。

発売から1ヶ月経たない間に、気がつけばプレイ時間が230時間を超えていた。

ミンサガは先にご紹介したゼノブレイドや何かと違い、割と作りが大味だったりする。話の辻褄は合わないことがあるし、バグなのか仕様なのかよく分からない挙動も少なくない。

取り返しのつかない要素も多過ぎるし、上手に鍛えなければボス前で立ち往生して進めなくなることもある。UIだって微妙だし、デフォルメされたキャラは超美麗グラフィックというわけではない。

もう褒めているのか貶しているのか、話せば話すほど心配になってくる。

だのに、なんだこの楽しさは…ッ!

閃きといい連携といいドロップアイテムといい、確率に依存する要素が非常に大きく、その確率に当たれば煽られまくった射幸心が一気に解き放たれ、快感の渦へ誘われるのだ。

もともとサガシリーズファンで、しかも200時間以上もプレイしているのだ、かなりやっている部類だと自負しているし、先日はついに全てのディステニーストーンを捧げて完全強化したラスボスである「マサル」こと真サルーインを倒した。どうだ。

と、思っていたら、そいつを上回る極サルーインの存在が明らかに。ゴールポストを完全に動かされ、絶望している。

現在7周目クリア目前。まだまだ発見が多い。

第2位:ELDEN RING(PS5)


第2位は2月25日発売のELDEN RING。

今年数々の賞を総なめにした本作をもはや私がこの場でとやかく申し上げるゲームではございませんが、この2022年は本当にとんでもないゲームが出てきてしまったと感じた。

クソむずい。クソ楽しい。

こんな奴無理に決まってんじゃん。

という相手に対し、前回よりもミリ単位でダメージを増やしていき、最終的に倒した時に、それまで鬱積しまくったドーパミンが一気に大放出。そしてプレイヤー自身の実力が高まっている。この体験、いったいなんなんだ。

その戦い方は無限。

こちらもオープンワールドである以上ゼルダと比較されがち。

ペナルティは特になく、可愛いキャラクターや謎解きアクションの発見を思い描いてワクワクしながら新天地を進むゼルダに対し、どんなとんでもない敵が突然飛び出してくるのか?ドキドキハラハラしながら進んでいくのがこのエルデンリング。

箱の中身当てゲームをしたとする。

中身がお菓子やおもちゃなのがゼルダ、中身がタコやヘビなのだけど、終わったあとで一皮剥けていると感じるのはエルデンリングなのだ。でもどっちが良いかって聞かれたら俺はお菓子の方がいいな。と、考えてしまった以上は例えとしては失敗である。が、めげずにこのまま話を押し通す。

けれど、そんな凄い剣幕で襲いかかってくる強敵をやがて返り討ちにできた時の達成感は日々の暮らしの中でそう簡単に味わえるものではないし、クリアした後「大概のことは頑張れそう」みたいな、根拠の無い謎の勇気が沸いた。

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