PS5のFORSPOKENをプレイしております。
が、敵の顔を間近でちゃんと見たことがない。
そもそもこのFORSPOKENはスピード感あふれる魔法パルクールアクションなので、遠方からペチペチ魔法を放つことが多く、その表情など細部まできちんと見るのは難しい。
熊っぽい動物とか、犬っぽい何かとか、人っぽい何かとか、そんなレベルだ。
彼らはいったいどんな顔をしているのか?見てみたいけれど、ジリジリと相手との距離を詰めてゆっくりとスクリーンショットを撮ることは難しい。そんなことをしている間に一発殴られて、相棒のカフに余計な小言を言われるのだ。どうすればいいのだろうか。
そうだ、フォトモードがあるじゃないか。
FORSPOKEN、フォトモードの使い方。
FORPSOKENにも任意のタイミングで動きを止めて、好きな方向から写真を撮ることができるフォトモードが備わっている。
使い方はこうだ。
イベントシーンなどを除く操作中にオプションボタンを押して、フォトモードを選択。
明度、彩度、コントラストなどの色味や、セピア、モノクロなど全体のニュアンス、フレームでデコレーションしたりすることができる。
が、被写体の表情を変えたりといった愉快な遊び方はできない。
また、色味のバリエーションは、チャプター4で自動で開始するサイドパス「まだ見ぬ故郷の風景」以降、世界各地にある撮影スポットを巡ることで増えていく。
街を走る姿、街ゆく人と語らう姿、勇ましく戦う姿、思い思いのタイミングでフォトモードを立ち上げ、好きな角度から何気ないワンシーンを自由に残すことができるのだ。
色々といじってみることにしよう。
どうかパンをお恵みください…。
嘘ぴょーん
ゲームの映像がフォトリアルになっている昨今、スクリーンショットの一枚一枚に感動を覚える時代になってきている。
バーチャルフォトグラファーなんていうジャンルの楽しみ方があり、それが仕事になっている人なんていうのもいるくらいだ。
もちろん美しいショットを撮るためにはそれなりにセンスが問われ、私自身自分にそんなセンスを持ち合わせていないことくらい知っている。旅先で「これは絶景だ」と撮ったつもりが後々見返してみると「間違えてシャッターボタンを押しちゃったのかな?」と思う写真ばかりで、一枚一枚写真をしているうちにもとあったうちの半分以下になってしまいがちです。
ゾンビ発見!そのお顔は!?
だがしかし、一人の父として、人の顔を撮ることには慣れている。
愛を持って、被写体に向き合いたい。
というところから本題です。
ゾンビの顔は見えますか?
F0RSPOKENでは魔法で戦うので、だいたいいつもこんな距離感で相手と戦っている。なので、相手が実際にどんな表情をしているのかまで間近で見ることができない。
中でも代表的な雑魚的である「ブレイクゾンビ」はブレイクと呼ばれる瘴気に飲まれた人間で、中世ヨーロッパを舞台にしたようなファンタジーの世界が舞台なのだ。近くで見てみたら実は結構な美男美女なのではないか?
そしてゾンビの群れを発見!
彼らとのスピード感溢れる戦いにおいて、すれ違いざまに素早くフォトモードを立ち上げ、その顔を拝んでやろうという寸法である。
瞬間的に近寄ったタイミング、シャッターチャンスは逃さない。戦場カメラマンみたいな気持ちで相手との距離を縮め、すれ違い様にフォトモードを立ち上げる!
そのお顔はこちら!
怖い!!
想像していたものよりもバイオハザード…というよりもLast of Usみたいな、集合体恐怖症の方がコントローラーをぶん投げてモニターを破壊しそうなビジュアルだ。しかも相手との距離も超至近距離になってしまった。
ち、違うんすよ、冗談です!
いいかい姉ちゃん…俺はな、写真を撮られるのが…
でえっ嫌いないんだよ!!
ひー、ごめんなさい!
なんだい、揉め事かい?
私でよければ話聞きましょうか?
そりゃアレよ、アンタが悪いわよ。謝りなさい。ごめんなさい。
いいってことよ、お嬢ちゃん。また遊びに来たらいいさ。
こうして少女は村人の優しさに触れ、自分の振る舞いについて反省するのである。
嘘ぴょーん
という話があったかどうかは定かではないけれど、結構気持ち悪い顔していたのだね。
そして相変わらずフォトモードのセンス皆無。
バーチャルフォトグラファーの方々なんてのは、グリッドごとにバランスの良い構図に被写体を収め、本作の魅力であるエフェクトの美しい魔法戦を適度な距離から撮影できるのだろう。
目先の顔にばかり意識が及んでしまい、本来あるべき派手な魔法戦に全く焦点を当てられていない。木を見て森を見ず。そんな自分の弱みを客観視できた、そんな貴重な体験でした。
とか適当なことを言ってこの場を去ることにします。