か、歌舞伎とファイナルファンタジーXっすか?
確かに、その昔ワンピースを題材にしたスーパー歌舞伎なるものを耳にしたことがあった。その見境なさに当時ポジティブな印象は無かったけれど、ワンピースやFFと言わず明治時代にはトレンディな世相を取り入れたりと歌舞伎というものは価値観を根底から覆すような革新的変化を経て今日に至っているものらしい。事実昨今ではMRヘッドセットなんかを使ったり、歌舞伎というものは古くからそういったイノベーティブな挑戦をし続けているものなのだそうな、全然知らなかった。
からの、歌舞伎xFFである。
であれば、人気題材であるFFにたどり着くのは必然とも言える。
しかしながら、いったいどんな方々が足を運ぶというのか。歌舞伎好きなのか?FF好きなのか?
と思っていたところ、当サイトメンバー夏海嬢が観に行ったのだそうな。マジ?どうでした?
メンバー紹介
【私(管理人)】
1979年生まれ
男性
趣味:ゲーム、楽器
職業:企画職
好きなゲーム:JRPG全般、レトロゲーム等
買ってやらない病が重症化中。積みゲー消化にばかり時間を割いている。3DSのセールに気を取られすぎてゼノブレイド3を1ヶ月がかりでクリア!
【夏海】
趣味:ゲーム、カフェ、アニメ
好きなゲーム:ロックマン、サモンナイト、ゼノブレイド、FF、ドラクエ、ブレイブリーデフォルト等JRPG全般
ドラマーとして音楽活動、化粧品のアドバイスをするビューティーアドバイザーとしても人気が高く、プライベート写真を公開しているtwitter、インスタグラムのフォロワー数は1万人を超えるインフルエンサー。ロックマンのコンサートに足を運んでは、レトロフリークを使ってスーファミなどのレトロゲーも楽しむ濃い目のゲーム好き女子。自身も演者としてステージに立つ一方で過去には舞台ハリーポッターにも足を運ぶ舞台好き。
来場者の過半数がFFファン!ストーリーはポイント抑えてオリジナルに準拠。
夏海(以下「夏」)「報告忘れてました、行ったんです(FF)歌舞伎」
私「マジか!ジェクト完全に歌舞伎役者だな…。というかこれ、女性も男性が演じているのか!公式サイトのキマリが完全に獅子頭だな…」
夏「色々斬新でしたよ。召喚獣がオリジナル歌舞伎キャラで出てきたりとか。ユウナがなかなかハマっておりました」
私「女性のお客さんとか外人さん多いんだな。召喚獣とか人間が演じているんだよね?」
夏「召喚獣」
召喚成功!!!
炎を操る “イフリート” (右)
と、”ヨウジンボウ”(左)#召喚獣#中村吉兵衛#FFX歌舞伎 #FF10歌舞伎#FF歌舞伎#ファイナルファンタジーx歌舞伎 pic.twitter.com/nE97Th7uNd— 中村橋吾 (@ha_shigo) March 19, 2023
私「そのまんまじゃねーか!」
夏「(笑)半数以上ゲームファンの客でしたよ」
私「ストーリーは原作がベースになっているの?」
夏「ベースというか、ポイント押さえてのストーリー通りです。休憩ありの12時から21時までのロングストーリー」
私「長い!でも楽しそう」
夏「面白かったです。なんかCG使いまくりで世界観がかなり再現されてましたし。戦闘シーンが歌舞伎寄りでモサっとしてるのが違和感あったかなぁくらいです」
私「歌舞伎のイメージと全然違うな」
夏「全然イメージ違いました、あれなら現代人も見れます」
私「歌舞伎全然知らない人でも楽しめそう?」
夏「はい、ぱいせんもぜひ」
現代語なので、歌舞伎初心者でも楽しめる!
私「夏海ちゃん歌舞伎の知識ゼロで行った?」
夏「は、はい、誘われてノリで」
私「ノリで!!」
夏「現代語ってやつらしく、全然大丈夫でした。なんか水戸黄門みたく歌舞伎の決めポーズがところどころ入るってぐらいです。ドヤポーズ?なんだろ、「ブリッツボール決めました!」ドヤ(歌舞伎ポーズ)ぐらい」
私「ドヤポーズ!歌舞伎界の方に怒られそうだな!(笑)」
夏「歌舞伎客はそれで沸いてました(言い方w)」
私「全体のノリはコミカルなの?原作みたくシリアスなんだろうか」
夏「シリアスでした、まぁドヤ!で沸くんですけどね(笑)」
ファンタジーと古典芸能の融合と作り込みに感心!
私「見終わった時の率直な感想はどんな感じだった?ダイナミックで圧倒されたとか、表現に感動したとか…」
夏「うまく融合されて作り込んでるのがすごいなぁと!ゲームファンも歌舞伎ファンもどちらにも
認めてもらえるように練り込んだのだなーって感じました。拍手がマナーらしいです。ハリーポッターのお芝居より楽しかったです(笑)」
私「そうか、ハリーポッター行ってたね。しっかし凄いな、歌舞伎界もイノベーションの時代だなあ
夏「コスプレしてるひともいましたよ」
私「世間一般で言われている歌舞伎のイメージとかけ離れているな。これをきっかけに歌舞伎に興味出たりした?」
夏「いけそうです、同じ言葉レベルのやつなら。古語はまだダメそうです…」
私「足掛かりとしては良いのかもね、こういうゲームとの融合みたいなものは」