「聖剣伝説COLLECTION」買ってよかった理由を5つ並べてみる。


あらゆるゲームを積みに積んでいる中、溢れる懐かしさを抑えきれず聖剣伝説COLLECTION(コレクション)を買ってしまった。

こうしてクリアしないまま起動されるその時を待ち続けるゲームたちを目の前に、もしもこれらを買わなければ手元にいったいいくら残っただろうか?とか考えるとクラクラしてきたので考えるのをやめる。

だが後悔はしていない。

…いつもそう思うように努めているが、今回ばかりはむしろ買って良かったのだ。本当だ!

なのでその理由を述べたい。

その①ゲームボーイの聖剣伝説が大画面で遊べる、それだけで楽しい!

21世紀のテレビにデカデカと映し出されるゲームボーイの聖剣伝説。

白黒?3インチ?知らねーし。

というほど40インチの画面は今の時代決して特大とは言えないけれど、家中の乾電池をかき集めながらゲームボーイを遊んでいたあの頃では考えられない大きさのテレビに映し出される白黒の映像。ポータブル機の王者だったゲームボーイ様の個性を愚弄する行為とも言える。

先日購入したサガコレクションにも言えることだけれど、時代の流れに逆らう行為にどこかワクワクしてしまう自分がいる。尾崎豊の世界観だ。4K?60FPS?知らねーし。

もっとちゃんと伝えると、当時のゲームが今の豊かな環境で遊べる、それだけでちょっとした感動を覚える。そういうことが言いたかったのだ私は。

その②スーファミ版聖剣伝説3の移植は本作のみ!

昔を美化してみたけれど、当時のゲームが面白かったのは思い出が大きな割合を占めていることが多い。事実聖剣伝説3はリメイクの方が面白かった。何度も遊びたいリメイクのお手本だった。

だがしかし、スーファミの聖剣伝説3のあのクルクル変わる表現豊かなドット絵もまた味わい深いものがある。そして私が知る限り、多くのランキングでは3の評価が最も高い。

にもかかわらず、スマホや何かでプレイすることはできず、移植されているのはこのコレクションのみ。

今あの2D聖剣伝説3を遊ぶとしたら、スーファミのカセットを購入して何かしらのハードで動かさなければいけないのだ。

前作に比べて飛躍的に表現や育成要素が豊かに。さらに6人の中からメンバーを編成し、クラスチェンジという後戻りのできない究極の選択をプレイヤー自身が行う緊張感溢れる自由な育成システムは、素晴らしいの一言。

ちなみに散々3を褒めちぎった私が好きなシリーズは2でも3でもなくLegend of Manaですけども。それはそれでリマスター版をぜひやってみていただきたいです。

その③ミュージックモードで各作品のBGMが聴ける!

収録されている3作品はコマンド型RPGではなくアクション要素が強いため、倍速!とか、経験値倍増!とか、忙しい現代社会にぴったりマッチしたお役立ち機能は備わっておらず、強いていえばどこでもセーブ、ロード機能が追加されているくらい。(実際このクイックセーブ&オートがとにかく役に立つのだけれど)

だがしかし、収録されていそれぞれBGMをタイトル上から流すことができるミュージックモードがある。

ゲームボーイやスーファミのあの音源そのまま聴くことができる。

私も当時ゲームボーイの聖剣伝説サントラをレコード屋さんで買って何度も聴いたものだけれど、好きな作品はサントラも買ってしまうファンにはそれだけでなかなかの価値があるのではないか。

その③マルチプレイにも対応!

聖剣伝説2、3はマルチプレイにもバッチリ対応。

いくら物持ちの良い方がスーファミと聖剣伝説2、3のカセットを持っていたとしても、コントローラーを3つ以上接続するマルチタップまで所持しているご家庭はそう多くないはず。

しかし、Switchであればジョイコンで2人同時プレイ、もう1つあれば3人でも遊べてしまう。

当時現役で遊んでいた層はファミリーで遊ぶ用に買ったジョイコンがもう1セットあっても不思議ではなく、そういった意味ではむしろ当時よりもマルチプレイのハードルが下がっているのではないだろうか!?どうなんだ!?と妻に勧めたが、我が家では「大丈夫」と言われました。大丈夫ってお前、冷たいじゃないか。

その④レトロゲーソフトはますます高騰化。

今やレトロゲームのソフトは現役ハードのものに匹敵するほど値段も高騰化。

過去10年のゲームボーイ聖剣伝説の価格推移は以下の通り。

10年前は中古で500円だったものが3倍近くに。

ここ10数年でも3倍に高騰。

ゲームボーイのソフトが完全にレガシーな物として扱われる2000年前後には100円するかどうかで売られていたはずなのに。

メルカリでも今や1000円、箱、説明書付きなど状態によっては3000〜5000円もするようになってきてしまった。

スーパーファミコンの聖剣伝説2、3も同様で、裸の状態でも1000円は当たり前なのでは!

と、思ったら、2、3においてはそこそこ箱説付きのそこそこ美品が1000円ちょっとで買えることが判明。

しかしながら、既に当然生産は終了しているので、今後徐々に値上がりしていくことは容易に想像できる!

多分!

その⑤取扱説明書が見られる!

色々と紹介してきたけれど、この聖剣伝説コレクションの真髄は、今や高騰化の一途を辿るソフトが遊べることでもサウンドトラックやどこでもセーブ、ロード機能でもなく、これだと思う。

そう、取扱説明書である。

ゲーム中操作説明を選択すると、あの紙の説明書を見ることができる。

手描きイラストが差し込まれるあの時代のテイストがたまらないので、懐かしさにむせび泣きながら読んで欲しい。

もちろん3作品全て収録。

一部修正がありつつも、小技や裏技の多くはそのまま移植されている印象。

レアアイテムドロップや経験値大量獲得など、聖剣伝説には何の役に立つのか分からないものからバランスが崩壊するものまで様々な小技裏技が存在するけれど、一通り遊んだ限りではその多くがそのまま修正されずに残っている模様。

今でこそ些細なバグでも見つかろうものならば鬼の首でも取ったように吊し上げられるものだけれど、当時はバグが見つかれば再現するために一生懸命時間を費やしてはバランスを壊して楽しんでいたし、悪質なデマまでよく流れたもの。

あの頃と同じ楽しみ方ができるのも良い。

SAGAコレクションではあった各作品をクリアするとマークが表示され、収録作品を全てクリアするとタイトル画面が僅かに変化するといった要素は特になし。

けれど、今のところは新しいFFもゼルダも放っておいてその懐かしさに浸りながら楽しんでおります。ゲームボーイ、スーファミって楽しい。あっという間に1、2クリア。3はリメイクも久しぶりに動かしてみようかな。

この記事へのコメント

  1. 私がリメイクよりコレクションが好きな理由が全部語られてて嬉しい

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