昨日妻とキャバクラ巡りをしていると見せかけ、龍が如く7外伝をクリアしました。
もう胸熱過ぎた。
これまでのシリーズの中で一番好きだ。
…と、毎回言い続けている気がするけれど、今度という今度は本当だ!
ストーリーの派手さは薄いものの、エンディングは嗚咽もの。
とにかくエンディングが良かった。
前作の大きな目玉となった東城会と近江連合の解散を巡る裏側、桐生一馬のエージェントとしての任務は、登場人物が目の前で突然バタバタと倒れて驚きの展開を見せてきたナンバリングに比べるとストーリーの起伏は緩やかだった。けれど別にOK、今回の見どころは出来事そのものよりもこれまでと大きく変わった桐生さんの立場や生活だったから。
そして迎えたエンディングで抑揚の揚を爆発させている。
「桐生さん辛いね、でも本当に良かったね」ハッピーでもありアンハッピーでもあるこれまでに無かった結末はとても印象深かった。戸籍を抹消されても移ろいを目の当たりにしなければいけないというのはこうも切ないことだったか。6でエンディングを迎えた時なんかは「これで桐生一馬は失うものは無くなって大暴れするのだな」くらいにしか考えていなかったけれど。
妻が隣で見ていた手前ボロボロ泣くわけにもいかなかったけれど、切な過ぎて心の中で咽び泣いていたよ私は。(エンディング迎える直前までキャバクラ遊びで可愛い子ランキングとかしていたけど)
登場人物の男気も変わらずだけれど、初登場キャラの生い立ちまでは深掘りされたりはせず、本作では主に戸籍を消した後の桐生さんにフォーカスした印象。
ファーストサマーウイカも良かった。テレビもYouTubeも疎い私はYahoo!ニュースが主な芸能情報の情報源なのだけれど、こういうチャキチャキした方なのね。6の真木よう子を筆頭に、プロの声優に挟まれてなかなかの演技力でストーリーが入ってこないことも懸念していたけれど、彼女の演技はストーリーの邪魔にならず自然で良かった。
難易度、ボリュームも特に不満なし!
DLCくらいのボリュームとか何とか発売前に聞いていた。確かに今回の舞台はほぼ蒼天堀のみではあったけれど、十分楽しめた!クリア時間はアナウンスされていた通り20時間かかるかかからないかくらい。キャバクラで遊んでいなければ15時間くらいでいけそうな気がした。
本作はシリーズ恒例のデータ引き継ぎ周回プレイは無し。
無双プレイ好きとしてはこの判断は残念ではあるけれど、考えてみれば一周で概ね最大まで強化できてしまう龍が如くに対してはこれまでデータを引き継いで最初からプレイしたことはほとんど無かったな。
新しい戦闘のワイヤーアクションはあまり活用できなかった。けれど機能をフル活用する必要なく、適当に強化して適当に殴ってれば勝てるくらいにはなるのはこれまでと同様。というか過去シリーズの中では難易度低い方だったかな。
ワイヤーアクションといえば、戦闘だけではなくストーリーの進行上もスパイダーマンよろしくワイヤーアクションで移動する姿が見られるけれど、龍が如くとの長い付き合いの中で軽く受け入れられるようになった。高いところから落下しても日本刀を素手で防いでも問題なし。
ミニ四駆や賭博、レトロゲーム、将棋、ビリヤード、カラオケなど恒例のミニゲームも収録。
サイドコンテンツの中でも、10人の仲間を引き連れて団体戦で戦う闘技場は、龍が如くの遊びに幅を持たせてくれたと思う。これまでストーリー上2〜3人の仲間が加勢してくれることはあっても、10人以上の仲間で戦うのは無かった。
…気がする。ありましたっけ?自信無くなってきたぞ。
とにかく頼もしすぎると申し上げたい。
有料のDLCで伝説の仲間達をメンバーに加えることができる仕様はもう慣れましたよ。
買いましたよ。それなりに恩恵もあったよ。世知辛いよね。でも後悔は無し。大吾大活躍。
体験版から龍が如く8にも期待。
クリア後に龍が如く8の体験版がプレイ可能に。クリアしてから体験版とはなかなか焦らしの構成である。
そしてこの8もまた新しく、コマンド型とアクションとを切り替えた戦闘は斬新。そんなゲームこれまでにあっただろうか?パッと思いつく限りでもFF7リメイクとかあるか。…そういうのと似た楽しさがあるのだ。
戦闘は過去作や外伝に負けず劣らずの非現実生を帯びまくり、地面が裂けるわ召喚で変な生物が飛び出すわと現実離れしているけれど、もう龍が如くもそういう域に入って久しいですからね。引き続き大人の対応でいきたいと思う。
移動も80’s風の音楽を流しながらセグウェイに乗ってとかバケーションすぎる。ハワイというロケーションを含めちょっとこれまでとテイストが違う。けれど、ただのバケーションで終わる話ではなさそうだし、海外を舞台にどんな話が巻き起こるのか?そして戸籍を失った桐生さんの今後も目が離せそうにない。
そう言えば年末が近づいてきている。
本作もまた2023年を飾る、個人的GOTYにノミネートさせるべき良作だった!