限界凸旗パイレーツHはRPGとして面白いのか?表現の度合いは?感想。


ご無沙汰しております。

毎日更新の呪縛から解き放たれた瞬間、体にのしかかっていた重圧がフッと軽くなった。

思えば就業後に毎晩4〜5時間も費やしてきたなんて無茶をしたものだ。いつのまにか娘は6年生に、実父だって80になっていたわけだ。先日実家の静岡に帰省したら、近所には新しい家々が立ち並び、母校では年下の先生が教鞭を振るっていた。

得たものも多いけれど、犠牲にしたものもそれなりにある。これから取り戻していこう。新しいライフステージの始まりだ。

さて、本日ご紹介するのは「限界凸旗(げんかいとっき)セブンパイレーツH」、ジャンルは「パイ育RPG」。新しいライフステージに入った途端このゲームである。嘘だろうとお思いの方もいらっしゃるとは思いますが、仕方がないと諦めてお付き合いください。

パイ育RPGとはなんだ?

そもそもパイ育RPGとはどういったジャンルなのか?

未開の地を探索しながら敵を倒し、経験値が一定にまで達したら「パイ育」でレベルアップさせる。

Switchの画面を直接触りながら、持ち上げたり引っ張ったりして、大きさ、柔らかさ、張り、高さ、開きなどパイの形を変えることで、物理や素早さなどの基礎能力値に補正がかかる。しかし「開き」ですか。通の世界は深い。アジじゃないんだから。

レベルアップの度に両手の親指で弾いたりグルグル弄り回しながらキャラクターが恥じらう声を聴きながらレベルを上げる。「うーん、これはSwitchならではの機能ですな。さすが任天堂機!」ゲーム界隈の重鎮を唸らせる操作性とか言ってる場合ではない。なんかもう俺、自分が嫌になってきたよ。

だって敵も敵で、こんなのや、

こんなのとか。

パイレーツの世界観とは。

ジョニーデップの世界かと思ったら全然違いましたよ。普通の飲み屋かと思って入ったらそこはキャバクラでした。みたいな事を申し上げましたが、何を隠そう私はそこまでパイに執着が無い。買った後で言うのも何ですが、その証拠にパイ育で作り上げたオッパイのセンスがあまりにも無く、マジンガーみたいになってしまった。なんだこりゃ…。

こういう形がお好きな方もいるだろう。いるかな。

エリアを広げながら探索、育成していく楽しさ。

なにせ海賊の世界なのだ。船で航路を広げながら島々を巡っては新たなダンジョンを探索していく、という内容。

雲隠れしていたエリアが少しずつ広がり、行く先々で新しいアイテムやイベントがゴロゴロしているのは楽しい。

海賊・商人・学者3種類の「パイ族」なる猿を発見していくと、戦闘の攻撃方法や店のラインナップ、探索能力が増加、または強化されていく。底上げ育成要素もよろしい。

ストーリーはすみません、ほぼ真面目に読んでいないです。ほぼ一枚布を身に纏った女の子たちがキャッキャするノリであることは間違いないが、この場では割愛。(理解していないだけ)

素早さ順、敵の行動を妨げながら行動する戦闘は戦略性高め!

パイ育とはいえRPGである以上、戦闘無しでは語れない。

素早いキャラから敵味方入り乱れての順に行動。敵を倒すと続け様に別の敵に連続で攻撃する「エクストラアタック」や、キャラによっては拡散弾敵に別の敵にもダメージを与えたり、2回攻撃を繰り返したりというスキルもあり、戦略的。FF10やグランディア的なアプローチ。

敵味方全てには3種類の属性があり、それぞれ相性によって与えるダメージが変化する3すくみの関係になっている。

行動によって徐々に溜まっていくMPを消費し、アクティブスキルを使ったり超必殺技を放ったりすることも可能。敵をスタンさせたり状態異常にさせたりしながら行動順を遅らせ、より手数多く行動することが肝になる。

ダメージ乱数の範囲がかなり広い。全くダメージが通らず硬いなと思う一撃もあれば、同じ条件であるにも関わらず特大の一撃を繰り出すこともある。

そこのランダム性をひっくるめてゲームの楽しさと言えばそれまでではあるが、もう少し幅が限られている方が納得感だったり作戦だったりが立てやすくなったり。何か理解の及んでいない条件が作用しているのかもしれないけれど。とにかくゴリ押しはあまり通用せず、バランスと戦略性重視の戦闘。

しかしながら、キャラクターごとに固有のスキルがあり、あれやこれやメンバー編成で試行錯誤する時間は楽しい。

偶然出会った良ネタゲーRPG!お色気度合いは?

総評としては、まずまず良作。バランスも良好。1周のプレイ時間は20時間ちょっととやや控えめではあるけれど、クリア後の周回プレイもあり、これは嬉しい。パイの形を好き勝手に作り上げる楽しさを除けば、少し派手さには欠ける印象。その上で敢えてこのセブンパイレーツHを遊ぶのであれば、相当パイ育に執着がある方であることが望ましい。

さて、青年諸君の気になる露出の度合いについて。そこは天下の任天堂様の審査がバッチリ入っているため露出についてはほどほど。ゼノブレイドに毛が生えたくらいじゃないですかね。(毛が薄まったが正解か)

一方で、テンガだのなんちゃら蒟蒻だの口にするのも憚られるようなワードが満載なので、任天堂様のチェックも結構適当なのかもしれん。実際この表現を任天堂に報告したら大目玉を食らって配信停止になるんじゃないかなとも思うけどね。一応CEROレーティングは17歳以上のD。

何より一番の問題点はゲームの内容ではなく、家での振る舞いです。

まず家族がいる場合、なかなかテレビには繋いで遊べるゲームではないなこいつは。家内が見たらドン引き必至。おまけに私のswitchは家族と来客時など、桃鉄をしたりマリオパーティーをしたりと大活躍。

「お前んちの親父って変態だよな」

ホーム画面にこんなものが出ていたら、後ろ指を指されるのは他でもない娘なのだ。

パパはね、かっこいいゲームをしているのだよ。かっこいいゲームとは何か?自身の中でかっこいいゲームを無理くり捻出した結果、ホーム画面に設定しているのはこちら。別にゲームに格好良さもクソも無いのだけれども。

かくして私のSwitchのホーム画面には暗めのサムネイルが揃い、セブンパイレーツは消えたのであった。

面白かった。けれど、パイ育をしていると昔の綺麗な思い出たちが霞んでいくので、周回プレイはせずに封印することにする。(ライブラリには永遠に残り続けるけれど)

この記事へのコメント

  1. スキあらばゲームさんのスイッチのゲームって、色々と大人向けばっかりですねー…私はどれも絶対遊ばない奴だ…
    (ー∀ー;)
    (最近コメントがパッ!と思い付く事がなってしまいました…何か申し訳ないです…(ー-ー;))

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