【画像あり】ゲームボーイ隠れ名作RPG「ONI5 隠忍を継ぐもの」がやめられない!その理由は?


帰省しました。

引き出しの奥底にしまわれたゲームボーイソフトを引っ張り出して本体に差し込み電源を入れてみると、ベッドでゴロゴロと遊んで、切れてしまった空っぽの単三乾電池が机の上に転がっていたり、当時の記憶が蘇ってきます。中にはノスタルジックな気持ちで何の気無しに始めたゲームがいつの間にか止まらなくなってしまう良作もあり。それがこちら、名作RPGにしてシリーズの最終章「ONI5 隠忍を継ぐもの」です。

ONI5 隠忍を継ぐものと、シリーズの魅力は?

最近遊んでいるゲームはニンテンドースイッチの「スプラトゥーン2」やPS4の「マインクラフト」。遊び方もグラフィックも、ゲームって本当に進化したと感じますが、私にとっての携帯機のルーツを辿るべく、当時を振り返ってゲームボーイの電源をオン。

何か特別に新しいわけでもないのに…

良く出来た素朴なRPGなのに…

完全に止め時を失っている!!

最新のゲームそっちのけで完全にやめ時を失っています、これはまずい。しかしなんでまたここまでやめ時を失ってしまっているのか?恐るべしゲームボーイ。

RPGのジャンルも多様化する昨今、フィールドを歩きエンカウント、レベルを上げながらストーリーを追うスタンダードなRPGは今では逆に珍しく、その分かり易くキャッチーな楽しさこそがこのONIシリーズの魅力です。

このONIシリーズ、バランスも映像やBGM、細やかな仕様もいまひとつイケていなかった1作目に対し、2作目から「どうしちゃったの?」という程大きく化けます。

かけ声と共に攻撃を繰り出す1VS1の初代ONIは、バランスといいテンポといい、やや苦痛と言えるレベルだったが…

大胆な進化こそ見られないものの安定したバランスの面白さによって、今回の完結策5作品目に至ってナンバリング、さらにはスーパーファミコンやPlaystationへハードを跨いで展開されてきました。

これでいい、これがいい、RPGの見本

成長に沿って得意武器を装備していると、稀に必殺技が発動したりと今風なシステムもちらほら取り入れられています。

本作の発売は1995年3月24日。時を同じくして、据え置き機スーパーファミコンではあの超名作RPG「クロノトリガー」もリリースされ、追いつけ追い越せと個性溢れるRPGが登場したチャレンジングな時代だったと思いますが、こういった時代の影響か、安定したシリーズでありながら少なからずの冒険心も感じられます。

過去作の主人公が集まるお祭り的集大成!

説明書をチラチラめくってみると、当時の記憶が呼び起こされます。

面白さを余すところなく伝えてくれる説明書ってワクワクしますよね。

本作が発売された1995年といえば、当時テレビアニメではエヴァンゲリオンやガンダムWなどが放送されており、なるほどあの時代のテイストや傾向が感じられる絵柄です。世間ではWindows 95が発売され、秋葉原をはじめとする電機店が一番盛り上がった時代でもあったとか。さらに流行、ファッション面ではコギャルが出始め、シャネラー、グッチャー現象が巻き起こった、そんな時代でもありました。

このイラストのこの感じが当時やっていたアニメのテイストを想起させる!

ゲームに話を戻すと、本作は「九州の片田舎に住む少年琥金丸(こがねまる)の住む村がある日突然妖怪に襲われてしまう。自身の中に眠る鬼の力に戸惑いながらも、さらわれた母を救うべく幼馴染の伽羅とともに旅に出る」といったストーリー。さらに時を越えてシリーズの主人公たちが登場します。本作を初めてプレイしても楽しめる内容(と、実際に説明書にも記載あり)です。もちろん過去作品に触れていればより懐かしい気持ちで楽しめるかもしれないですし、昔過ぎてそうならないかもしれませんが、そんな感じです。

さらにONIシリーズの醍醐味、真骨頂は何と言っても登場キャラクター達の変身。ドラゴンボールのスーパーサイヤ人やワンピースのギア、幽遊白書もハンター×ハンターもあれもこれも、男の子をくすぐる作品は押し並べてとりあえず変身してきましたが、本作においてはなんとその変身が段階的に行われるというワンパクなシステム

過去作品に登場した主人公をはじめ、途中加わる仲間によっては変身したりしなかったりと、個性溢れるキャラクター達が数多く登場します。

倍速プレイのはしり、洗練されたユーザビリティ

人気シリーズの5作目集大成だけあってシステムも洗練されてきています。本作には自動で戦闘を進めてくれるオートバトル機能が備わっていますが、特筆すべきはなんと戦闘開始直後の1ターン目からいきなりオートで始められる、ありそうで無い便利な設定も可能です。これがどうして地味に快適で、オートバトルにおける1ターン目のコマンド入力の煩わしさを完全に撤廃した機能は、エンカウント型RPGにおいて真の意味でのオートバトルと言えます、便利。

さらにこのオートバトルに加えて、今でこそ珍しくなくなってきた段階的な倍速プレイ機能まで備わっているという行き届いたユーザビリティ。「RPGは、煩わしさや不便さも一つの楽しみ」と解釈すればその通りではあるものの、とはいえ嫌という程見てきた、勝てるに決まっているような雑魚戦はどうしても作業になりがち。こういった場面において倍速プレイは大変有り難い仕様です。

オートレベル上げの極み

フィールド移動時、海や山など侵入不可能なエリアに向かって歩き続けると、敵とのエンカウントが発生してしまいます。ということは、オートレベル上げが極めて簡単に実施できるということです。

海や山へ向かって歩き続けることでエンカウントし、先述の超速オートバトル設定をすることで勝手に戦闘が進行、終了。十時キーだけ固定して放置しておけば、メキメキとレベルを上げることが可能、忙しいゲームボーイ世代のお父さんにも非常に嬉しい仕様です。とはいえ良い意味でバランスの取れたRPGなので、ある程度力の差が無ければ油断すると全滅してしまう可能性も無きにしもあらず。

十時キーだけ固定して放置しておけばあっという間にレベル(格)がどんどん上がる!

超定番タイトルは一通り触った人が、次にやるべきRPG

本作は上記の超快適なプレイスタイルをもってしても、少なくとも2〜30時間は必要となるボリューミーな作品ですが、ストーリー展開も見応えがあるためだれることなく一気にプレイできます。

ミニファミコン、ミニスーファミ、レトロフリーク。レトロゲームのムーブメントが来ているのか?古いゲームソフトの価格が高騰しているとか。確かにファミコン、ゲームボーイなど、かつてジャンク品のような扱いで売られていたゲームソフトたちは、レトロゲーム専門店で見てみると昨今の中古ソフトに引けを取らない価格設定になっていたりします。

レトロなRPGをプレイしたい。でも、FFやサガや何か他の超定番タイトルとか、やりたいものはそういうのじゃない!という方であれば、間違いなく触れておくべきオススメタイトルです。


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