廉価版Best Hits発売記念として、PS4「人喰いの大鷲トリコ」VRデモ版が無料で公開されていました。本編を持っていなくてもプレイ可能という太っ腹企画です。
私もトリコ本編はプレイしており、素晴らしいストーリーはもちろん、トリコのその可愛さに感動したものです。そのトリコがなんとVRになるってんだからこれはやらない理由はないでしょう!長らくタンスの肥やしになっていたPSVRを引っ張り出して、試してみることにしましたよ。
トリコVRをダウンロードし、押し入れに眠るVRを起動。
久しぶりのPlaystation VR。四半期にいっぺんくらいの頻度で起動されるその時がついにやってきたようです。
まずはソフトのダウンロード。PS Storeにて「トリコ」で検索し、ありました「人喰いの大鷲トリコ VR DEMO」。ファイルは1.3GBと、デモ版だからなのかサイズは比較的コンパクト。これならダウンロードもすぐだろうと油断していると、初めて目にする異様な機械を目にした我が家の猫がコードに飛びかかります。
我が家のトリコが興味津々にVRにかじりつき、慌てて取り上げる
どうにか猫を引き離し、PSVRを猫の届かない場所に退避させているうちにダウンロードは完了。早速トリコの世界に入り込むべくヘッドセットを装着。
それにしても初代PSVRって久しぶりに着けると本体もぶっといコードも重いし、首が痛くなりそうだわ…。なんつってヘッドセットを被りながら諸々設定を確認していると、妙な視線を感じます。
そんな目で見るのはやめてくれ。
怪しい機器を頭に被っている主人を見て冷ややかな眼差しでずっと見ていた模様、猫とはいえちょっと恥ずかしい。それはそうと避妊手術おつかれさま、よく頑張ったね。エリザベスカラーも明日取れるからね…。
トリコって、こんな巨大だったのか!がしかし可愛さ倍増。
気を取り直してゲームを開始すると、本編のあの遺跡の部屋の中心に立っています。その場をぐるっと見渡すと天井にいました、トリコだ!
やあ、ひさしぶり〜
高いところにいるせいかトリコはさほど大きくは感じられず、正直さほど迫力はありません。天井からこちらをチラチラと見てきます。相変わらず可愛い。犬っぽいというよりは猫っぽい動き。
○ボタンで早速トリコを呼んでみることに。すると体をフルフルっとひと震わせしてからふわっとジャンプ。軽やかに降りてきたかと思うと、ドスンという落下音と共に目の前にその巨体が姿を現します!
トリコを目の前にすると、超デカい。象よりも余裕でデカい。体感的には5メートルくらいか?何か動物に例えると、ちょうどキリンが5メートル程の大きさらしいが、こないだ多摩動物公園で見たキリンくらいのデカさは確かにある。というより、もはや怪獣。さっき迫力が無いと言ったのは大きな間違いでした。ごめんねトリコ、君はデカい。
写真は「奇跡的に真下から撮られたキリン」とのことで、似た感じは無きにしもあらず。
呆然としばらくその巨体を眺めていると、トリコは頬ずりしてきたり鼻をヒクヒクしてきたり爪でちょっとつついてきたり、そのうち頭突きでちょっかいを出してきたと思ったら頭上の壁を削り始めたり。とにかくアクションが多彩でちょっとした仕草がかわいい、超デカいけど。このサイズの生物が実際に同じことをしてきたら、大ケガではすまないだろうな。
ポイント指定による移動で、独特の操作感は酔いが強め?
このVR体験版での移動方法は十字キーや左スティックによる自由移動ではなく、エリアに点在する決まったポイントを指定して少しずつの移動となります。
行く先々のポイントで、樽を掴んで投げたり、スイッチを切り替えたり、トリコの背中に乗ったりすることもできます。
右スティックを左右に倒すことで、立っている場所を中心として視点を少しずつ変えて見渡すことができます。そしてその場で首を回すことで画面を見渡すことができます。超巨大なトリコを見上げつつ広い空間をグルリと見渡す必要があるため、かなり酔いがキツいように感じました。
ちなみに鷲になってパリの空を飛び回る「Eagle Flight」ではすっかり酔わなくなった自称「VR酔い耐性有り」の私ですら10分のプレイで休憩を挟みたくなるほど。耐性の無い人は無理せず少しずつ慣らすのが良いでしょう。
こっちは具合が悪くなっているのに、目の前でお構いなしに壁を削り出すトリコ。
結論、トリコがデカ可愛い!が、酔いに注意!
実際にプレイしてみると、トリコってこんなデッカくて可愛い生き物だったと再確認。が、同時にデカいトリコを中心にとにかく画面をグルグルと見回す機会が多く、酔いはかなりきつい部類に入るのではないかと思います。
このデモ版プレイ時間は概ね10〜20分程度のボリュームですが、もしこの先正式にこのまま製品化されたとしたら、得意ではない方には十分体調に気をつけてプレイする必要がありそうです。
ですが、こういったデモ映像を見たことでトリコの存在感やリアリティを改めて感じ取ることができたのは貴重な体験。なかなかユニークな訴求方法だと感じました。