ニンテンドースイッチオンラインに加入すると遊べる「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」。毎月新しいタイトルが追加される懐かしいファミコンゲーム集ですが、往年の名作シューティング「ツインビー」が追加されているじゃありませんか!ツインビーを知っているかい?若者たちよ。あの頃おじさんは当時小学1年生だったかな。
あれから30数年、私もスクスクと大きくなりました。高難易度ゲームにも慣れ物事に対して論理的に考えられるようになった一方で、知人との会話はゲームの進捗からやれ健康診断の結果や白髪が混じる体毛といったジジくさい話になりました、恐るべし30年。
果たして30年以上が経過した今、あの時できなかったツインビー全ステージを攻略できるのか?最終ステージクリア後のエンディングは?
30年ぶりのツインビー、自力でどこまでいけるか?試してみた。
ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Onlineを見ると、確かに追加されていました、ツインビー。
発売日は1985年3月5日と30年以上も前。当時私は小学1年生、操作の経験も浅かった私は、調子が良い時で1面をクリアーできるかどうか。
だけど、数々の死にゲーに慣れ親しんだ今ならば、もしかしたら全ステージをクリアーできるようになっているんじゃないか?私と同じく昭和生まれのファミっ子の皆さま、全ステージのボス、一緒にご覧ください!
雲の中から出現し、色が変化するベルを撃ち続けていると、あの頃の記憶が蘇ります。画期的過ぎるパワーアップシステム。
パワーアップのバリエーションはさほど多くは無いため、ステージ1で3WAY、バリヤー、そしてスピードアップ少々を取得。これで最後まで乗り切りますよ。
ステージ1のボスは、白玉団子のようなバリヤーを周囲に回転させた謎の飛行物体。
「怒首領蜂」など昨今の弾幕系シューティングに慣れた今となっては中ボスにも満たない強さ。相手の動きもさほどトリッキーな事はなく、遠方から撃ち続けること15秒ほどであっさり撃破。
行ける。
完全に勝利を確信し、ステージ2へ。小学生当時、ステージ2は見た記憶があります。
そう、確かこんな感じの。
とは言うもののビジュアル面ではステージ1とあまり大差無く、こんな感じだったような、ちょっと違ったような。
包丁や鍋、タケノコなど、敵キャラクターは80’sならではのポップなデザイン、実にゴキゲンな世界。
ステージ2のボスは、何でしょうコレは、セミの抜け殻みたいな謎の飛行物体。こんなだった気もするし、見たことが無いような気もする。ただ一つ言えることは、ステージ1のボス同様に弱いということ。
おいお〜い、ファミコンのシューティングって結構ヌルいんじゃないの〜?
シューティングは決して得意ではない私ですが、勝利を確信してステージ3へ。現時点ではノーミスです。
ステージも3まで来ると多少敵の攻撃も激しさを増してきているようにも感じますが、根を上げるような難しさは皆無。
ステージ3のボス、今度は何でしょう、絵心が無い人が書いた骸骨みたいな謎の飛行物体ですね。
今度は小さな飛行物体を召喚してきます。が、弾幕は薄めでこの飛行物体を破壊しながらボス本体に攻撃することやはり30秒ほどで終了。
現時点でこれといってコツも無く。強いて言えば、敵の弾を避けつつ、当てる!これに尽きる。
ステージ4に突入すると、弾幕は激し目に。ここで不覚にも初めてミス発生!
これまでのパワーアップは容赦無くリセット、これが引き金になり、同ステージ上で3機立て続けに痛恨のミス。
ステージ4にもなるとボスもビジュアル的にやや貫禄が出てきます、クリスタルのような謎の飛行物体。ていうか今更だけど本作はボスも雑魚も全て謎の飛行物体なんだけどね。
方々から子クリスタル謎飛行物体が飛来してきますが、弾数はさほど激しくはないため見掛け倒しの弱さ、30秒で撃破。
いよいよ最終ステージ。ここまで極めて好調ですが、それはさておいて本日の記事は極めて地味な絵面になりそうです。もう少しだけお付き合いくださいませ。
スイッチ「どこでもセーブ」機能を使って最終面クリア!
いよいよ最終のステージ5へ。
ステージ5のロケーションは飛行場。にも関わらず、モアイ像が弾を飛ばしてきたり、豆電球がすっ飛んで来たりと相変わらずピースフルな世界。
が、ビジュアルの可愛さに油断して最終ステージにして初めてのゲームオーバー!ラスボスとの対面ならず!これは悔しい。
が、ほぼ初めてと言っても良いほど久しぶりに触ったツインビーで、いきなり最終ステージまで行けることを知り、全面クリアも夢ではないことを知ります。ここまで来たらクリアしてしまおうじゃないか。
昔のゲームはゲームオーバーになると容赦なく最初からやり直しが普通ですが、このツインビーにおいても御多分に漏れずステージ1から。だけど、先ほどの自分とは違う。相手の動きも操作感も掴んだつもりだ。
とか調子に乗っているとステージ1でもなぜかミス、過信はいけません。その後も慎重にステージを進めていき、鬼門であるステージ5へ到達。
今こそ先ほどの自分とは違うということを見せつける時。
先生、お願いします
ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Onlineに備わるテクノロジーの結晶「どこでもセーブ」機能を使います。これでプレイ中どんなに苦手なシチュエーションにおいてもすかさずセーブ、ロードができるため、下手くそであってもミスしたらやり直しができるという甘やかし機能。
先ほど苦戦を強いられた最終ステージ5に到達し、どこでもセーブ機能を恥ずかしいほどフル活用。やはり今の自分ではこの最終ステージがひとつの壁であることを確認。そしてついにラスボスにご対面!
クリスタルっぽい金属っぽい謎の飛行物体。大きめの謎の弾がどこからともなく出現するこのボスは一味違う気がする。
と思いきや、当たり判定が少し甘いのか?多少怪しい場面もありましたが被弾は免れ、最終ステージ途中の苦戦が嘘のようにあっさりとボスを撃破!
30年の時を経てツインビーをクリアしました、やりました!
最終ステージクリア後は?
最終面であるステージ5をクリアしたらエンディングか…?
と思いきや、最終ボス撃破直後、間髪入れずにステージ6へ。
このステージ6はステージ1と同じ構成、つまり2周目裏ステージ開始。以降の裏ステージは、これまでのステージ1〜5が繰り返される仕様となっています。
全ステージクリアによる安堵からか、やや集中力の欠如も見られます。敵から被弾し、上部から飛来してくる救急車を拾うつもりが失敗。
登場する敵の数も弾数も明らかに増加しており、さらにこれまでのパワーアップがやはりリセットされてしまったため、形勢を立て直すのも容易ではなく、復活後に続けざまに被弾。
なんと不覚にも裏面のステージ1(ステージ6)で所持機を全て失い、ゲームオーバー。難しい!
その後、できる限りプレイを続け、ステージ8(裏ステージ3)まで進めることができました。
ということで30年の時を経て何はともあれめでたく初めてクリアしたツインビー。残念ながらエンディングと呼べるものは存在しませんでしたが、久しぶりにプレイしてみて、30年前の忘れ物を取り戻せたような気持ちになりました。温故知新の精神で、時々こうして昔懐かしい往年の名作に手を伸ばしてみるのも良いと思った機会でした。