ゲームギアミクロがついに我が家にやってきました。子供の頃、周囲のゲームボーイブームの中、オリジナルのゲームギアをせっせと遊んでいた私にとっては最高に楽しいグッズ。
それにしても、実際に手にとってみると小さい。
「本体サイズは幅約8㎝×高さ約4.3㎝×厚さ2㎝、そ画面サイズは縦1.8㎝×横2.3㎝と驚きの1.15インチですよ!」とアナウンスされていたサイズ感もピンと来なかったけれど、これほどまでとは。そしてこの時代に乾電池を使うハードというのがなかなか珍しい。オリジナルは単三乾電池6本で3時間の稼働時間という驚きの燃費だったけれど、単四乾電池を2本使うこのミクロではどのくらいのパフォーマンスが出せるのか?
実際連続してプレイしてみてバッテリー(乾電池)稼働時間について検証してみました。
ゲームギアミクロが家に来た!驚きの小ささ!
箱ちっさ!
電池の持ちを測る前に、そのサイズ感について。
外箱がまず小さい。その大きさは、MacのMagic Mouseを気持ち大きくした程度。そして軽い。きのこの山とかたけのこの里の方がまだ重い気がする。薬局に売ってる市販薬みたいな重さで、この中に本当にゲーム機が入っているのか不安になるほど。
開封してみて、まずはちゃんとブツが入っていて安心。本体を格納するあのボール紙みたいな容器の質感もそのまま。
そして本体ちっちゃ!
このサイズ感をどうお伝えしたものか。たまたま家にあった何かしらで比較した結果、ちょっとデカ目のかりんとう2つ分くらいの大きさ。
無理矢理かりんとうで例えてみたけれど、フリスクくらいとかもうちょっと分かりやすい例えがあったんじゃないか?と、後になって気付きました。
ふがしよりは小さいな。
実際持ってみると、両手に手にすっぽりと収まる小ささ。正面から見ると、ゲームで遊んでいるようにはおよそ見られないと思う。これくらいなら電車の中はもちろん、授業中や会議中でもこっそりゲームで遊べますね。(怒られるので注意)
我々大人が一人一人手を携え、未来ある子供たちに何を残せるのか…
(ゲームギアやってますけどね)
画面は思っていたよりクリア!操作のしやすさは?
既に起動中の画面をお見せしてしまいましたが、画面は思っていた以上にクリア。
写真ではなかなかお伝えしづらいのですが、さすが液晶は令和。小さなフォントも思っていた以上にはっきり見えます。ゲームギアのカラー液晶画面は当時画期的だったとはいえ、今こうして見てみるとやっぱり見辛い。
液晶はクリアだけれど、本体も画面も小さけりゃ当然ボタンも小さいわけで。実際ボタンの大きさは1、2ボタンは「クッピーラムネ」か、あの「無限プチプチ」くらいのサイズで、十字キーはそれにたいする写真の縮尺でイメージしてみてください。(サイズ感の例えがヘタクソ過ぎて諦めた)
このボタンでぷよぷよを遊んでみた結果、正直遊びづらい。ボタンのサイズ感もそうだけど、十字キーが妙に厚みがあるため、押し込むのに少し力が必要。だけど、この煩わしさすら楽しく感じる不思議。
ゲームギアミクロ、単四乾電池2本での持ちは?
それでは、このゲームギアミクロに使える単四乾電池2本の持ちについて。
使用する乾電池はこちら。
スーパーや薬局なんかで安く買える素朴なアルカリ乾電池です。
それにしても単四乾電池ですか。
ここ最近は乾電池を使ったゲーム機はなかなかお目にかかれないから新鮮ではあるけれど。当時ゲームギアは単三乾電池6本という重量感溢れる電源で3時間程度しか稼働せず、今回ミクロを開発するにあたって公式が「ゲームギアの持ち時間は超えたいですね」と強気なんだか弱気なんだかよくわからん発表をされていたけれど、実際どのくらいの時間プレイ可能なのか?
さっそくシャイニングフォース外伝をプレイ開始。やっぱりシャイニングフォースは面白い。シャイニングシリーズはいつからあんな「なろう系」みたいなゲームになってしまったのか。こういう硬派なシミュレーションRPGこそシャイニングシリーズなのだ。
シャイニングシリーズは置いておいて、さっきからこうしてゲームギアミクロのアップ写真を見るたび、ずいぶん巨大な手だな。巨人かな?とお思いの方いらっしゃるかもしれませんが、違います、私の手がでかいのではなく、ゲームギアミクロが小さいんですね。
そうこうシャイニングフォースにのめり込むこと1時間ちょっと、メニュー画面へ戻ってみると…。
おや…?
なんと既にバッテリーのゲージが減っている。思っていた以上に電池残量の減りが早い気がする。ゲージの幅から察するに、既に25%くらいは減っているのか…?もしそうだとすれば、単純計算で4時間くらいで電池が無くなってしまうのでは?
引き続きプレイ、開始から3時間で…
さらに減っている。
確かにオリジナルの燃費は超えたけれど、既に終わりが見えてきている。あとはどれだけ記録を伸ばせるか。がんばれ。いや、でも正直言うと、期待値は大きく下回っているよ?もっとこう7〜8時間くらいは遊べると思っていた。ポケモンGOだって、フル充電から5〜6時間くらい遊べるらしいよ?
あと、しつこいようだけど、これは巨人の手ではなく、小さすぎるゲームギアミクロを持つ人間の手だから。
シャイニングフォースを開始してから4時間。
邪魔。
力尽きそうなのはゲームだけではなくバッテリーだ。オレンジになったバッテリー残量のゲージがゲーム画面に常時表示に。小さなゲージの絵とはいえ、ゲームギアミクロの小さな画面にこのサイズが出っ放しになっているのは邪魔。そのまま遊び続けいるうち、やがてバッテリーのゲージが点滅!
そしてついに…
かわいい!
バッテリーが切れました画面はまさかのオパオパ。
起動から4時間半で、ついに単4アルカリ乾電池が空に!
もちろんプレイ中のゲームや音量の大きさなどプレイ環境により前後するとは思いますが、シャイニングフォース外伝においてはこの時間で単四電池2本が空に。
細かい話をすると、この画面の時点ではまだ電池残量5%残っているらしいく、この画面はが表示されている間にUSBで電気を供給すれば、中断されたゲームが再開可能。
「バッテリーありません」画面は、オパオパの他にスペースハリアーやゴールデンアックス、フリッキーといった往年のキャラクターのパターンあり。
レトロゲームを動かすのにこの時代にいずれにしても燃費は思いの外悪かった。乾電池のパワーが当時のままなのか、そこまで再現しなくて良かったんじゃないか!?(笑)もちろんUSBでバッテリー切れを気にせずに遊ぶこともできるけれど。純粋にゲームを楽しむのであれば、配信タイトルであれば3DSのバーチャルコンソールで遊んだ方が目は疲れないかも。ステートセーブ、ロード機能もどちらにもあるわけだし。
いずれにしても、ゲームギアファンとしてこのかわいいアイテムを迎え入れたことは純粋に嬉しい。ポリメガやレトロフリークのような「ハード」ではなく、玩具感が強いのもまたかわいい。余分にもう一つくらい買ってiphoneのストラップとしてぶら下げようか、はたまた羞恥心が上回ってしまい、デスクの隅に転がる定めなのか。おそらく後者になるとは思いますが、これは久々に手にとって楽しいグッズでした。ゲームギア最高!