最近はニンテンドーダイレクトやState to Play、ファミ通なんかで新作の映像を見ても、違う世界の出来事のように感じてしまい。ゲームへの情熱が冷めてしまったからだろうか?
違う。ここのところ3DS、しかもバーチャルコンソールでファミコンとかゲームボーイの作品ばかりを遊んでいるからですね。
今日は今日とてご紹介するのがゲームボーイ、ジャレコの「ファンタズム」。
本作は現在プレミア価格になっているようだけど、どこにそんな価値があるのか?ゲームとして面白いのか?と思い3DSバーチャルコンソールで遊んでみると、面白い上になんとマルチエンディング。
その条件とエンディングの内容についてご覧ください。
ファンタズムとは?
若い方々には分かるまいが、ジャレコといえば、ファミコン世代には不安を煽る魔法のワードなのだ。
魅力的なパッケージを手に取ってみた裏に「JALECO」と書かれていると購入をためらうような、何かそういうパワーを感じてきた世代の方も一定数存在するはず。ファミコン初期は忍者じゃじゃ丸くんを筆頭に貢献してきた超重要メーカーだったのだけれど。
そんなジャレコ作品ではあるものの、どうしちゃったの?と思うクリエイティビティ溢れる良作が。
それがこの「ファンタズム」。
現在では箱、説明書無しソフトのみでも1万円以上、状態によっては10〜20万円にもなるプレミアソフトに。このニーズが続いていれば、今でもジャレコは存続していたかもしれない。
主人公はある日彼女とデートをしていると、父が行う研究「ゴーストエネルギー」を狙う悪の秘密結社によって彼女は連れ去られてしまう。
一方主人公は襲撃により命を落とし、幽霊に…というところからストーリーは始まる。
いきなりですか?
ゲームプレイはというと、幽霊となった主人公がステージ上に登場する敵に憑依し、それぞれの能力を使いながらステージを進んで行くというクリエイティビティ溢れるもの。
実際にプレイしてみると敵も銃を撃つマフィアからランボーのような軍人、格闘家、ドラゴン、透明人間、ヴァンパイア、ロボットまで、ダイバーシティ溢れる世界観なので、多様性を主張する方々のニーズにもバッチリ対応しております。よかったね。
同社からリリースされた怪作「エスパ冒険隊」を彷彿とさせる独特の浮遊感が漂いつつも、キャラクターごとにまったく異なる操作感で試行錯誤しながら探索したりボスを倒したりとステージを進めるのは動かしていて楽しい。星のカービィのような創造性がある。
さて、ジャレコの作法に倣ってこちらも唐突にノーマルエンディングの話をしてしまうことにする。
ラスボスを倒すと、悪の秘密結社の建物が爆発。
マフィアのアジトから脱出した主人公は、その様子を眺めながら物思いにふける。
彼女はうまく逃げてくれただろうか、いやそうにちがいない。
少し不安を感じながらボクのいしきはうすくなっていく。
かぜがふいていた…
そして、スタッフロールへ。
以上がノーマル(バッド)エンディング。
そしてこのファンタズムにはグッドエンディングも存在するのだそうな。
その条件は、全ステージのどこかに隠された3つの鍵を集める、というもの。
これについてご紹介したいと思う。
1つ目の鍵はステージ2、ほぼ一方通行の途中にある扉の中。
1つ目の鍵はステージ2。
ゴールまでの途中にある扉の中に入れば1つ目の鍵獲得。
左上から迂回するもののほぼ一本道の構造なので、特に迷うことは無さそう。
ここでもしも「分からないよ!」という方は、ぜひ画面がスクロールするたびに指差し確認をしてみてほしい。
2つ目の鍵はステージ5。分岐して出たすぐ上の扉へ。
2つ目の鍵はステージ5。
扉が上下に分岐するステージ構造ではあるものの、片方はアイテム部屋になるのでほぼ一本道。
進んで行くと、扉を出た先すぐ上に扉があるフロアがある。
この扉に入ると白魔道士?が多数登場するフロアに。
倒すか避けるかしながら左に向かって進む。
そのまた先にある扉へ入り、上下から飛んでくるレーザーを避けながら進めば鍵獲得。
3つ目の鍵はステージ6。GHOSTのパネルを踏んで扉へ。
3つ目の鍵はステージ6、最終ステージ。
最初のフロアは一本道。右から迂回して左上へ。
入ってすぐ左に見える「G」のパネル、その先にある「H」のパネルに乗る。
すると体力ゲージの脇に踏んだパネルの文字が表示される。
Gパネルのすぐ右にあるハシゴを登ると、下図ハシゴ左手に隠し足場あり。
1マス分ずつの隠し足場を渡った先に「O」のパネルがある。
突き当たりを上へ登り、フロア最上部を右に進むと「S」「T」のパネルがある。
「G」「H」「O」「S」「T」全てのパネルを踏んだら、「O」のパネルを踏んだ場所の突き当たりの階段を下に降りていく(フロアの一番左下のエリア)。
GHOSTと書かれた扉に入ると3つ目の鍵を獲得。
全ての鍵を獲得したらボスの部屋に向かって道なりに進み、途中にある鍵のマークが3つ並んだ扉へ入ることができる。
ファンタズムのグッドエンディングは?
この鍵のマークが並んだ扉へ入ると、いよいよグッドエンディングへ。
以下ネタバレです。
扉の中には囚われた「彼女」が。
「やっと会えたね…。でも、今のボクにはこれしか方法がないんだ!」
と言って、主人公は彼女に憑依。
何が起こるのか?
なんだこの顔は。
縄を自力で引きちぎって復活!
無理矢理縄を引きちぎり、憑依した彼女を操作することに。
武器はビームガンのようなもので、超強い。
すぐ先にいるラスボスを適当に倒す。
倒すと…
アジト爆発
ここから内容に変化が。
夕日を見ながら崖に立つ彼女。
大好きなこの世界にも、だれもがいちどは”さよなら”をいわなくちゃいけない。
それが彼女の中でできるなんてやっぱりぼくはラッキーだったんだ。
うすれていくいしきの中でぼくはそんなことをかんがえていた…
そしてスタッフロールへ。
どういうことだ?
再び彼女と同じ世界で暮らしたいがために、憑依したまま崖から大好きなこの世界にさよならを…
なんていう展開なのか?ちょっと歪んだ感じがする…。
スタッフロールが終わると、隠しコマンドを教えてもらえた。
3つ目の鍵はステージ6。GHOSTのパネルを踏んで扉へ。
この隠しコマンドは、タイトル画面で「上、A、B」のボタンを同時に押すと、EXPERTモードをプレイすることができるというもの。
コマンド入力後にタイトル左下に「EXPERT」と表示され、ゲームスタートすればEXPERTモード開始。
敵の動きが少し早くなり、受けるダメージが増加。
難しい。
このEXPERTモードでさらにグッドエンディングを見た時、何が変化があるのか?
試してみた結果、ラスボス撃破後にノーマルモードと同じく崖に立つ彼女のエンディングが。
ノーマルモードと同じグッドエンディングが終わり、スタッフロールが流れる。
ところがその後、1周目で隠しコマンドが出た画面で変化が!
なんと「CONGRATULATION!!」の文字と、ウェディングドレスを着た彼女と泣きながらそれを眺める幽霊の主人公のカットが。
これはつまりあれですかね、彼女は別の誰かと結婚して現実社会で幸せに暮らすということになった、そういうことですかね。ホッとしたよ。
ホッとしたけれど、いくらプレミアタイトルとはいえゲームボーイのマイナーな作品の真エンディングを検証したところで誰が見てくれるものかと不安になってきたよ私は。
アーケードの動画を見て、ゲームボーイのエキスパートのエンディングは衝撃的とのことだったのでこちらで拝見できて良かったです!
管理人でございます、コメントありがとうございました、こちらこそご覧くださる方がいて良かったです…苦労して何度もクリアした甲斐がありました…!
同じくゲームボーイ版のエンディングが気になっていて、こちらにたどり着きました。
おかげさまで衝撃の内容を知ることができました・・・クリアご苦労様です!
ありがとうございました!
コメントありがとうございます、管理人でございます、ゲームボーイも高騰化して3DSバーチャルコンソールも閉鎖されてしまったので、こうして残しておけてご覧いただける方がいて良かったです!引き続き当サイトをどうぞよろしくお願いいたします!