【nintendo switch(ニンテンドースイッチ)】1週間触ってみた感想、従来機と比べた強み


「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」の発売、購入から早くも1週間経ちました。なんだかんだで毎日触ってみているうちに、色々と本機の利点、強み、楽しさが見えて着ました。
まず感想としては、ゲーム機として正当進化しているということ、そして買って良かったと感じています

携帯機モード?据え置き機モード?

ネットを見ていると、携帯機モードとして使っている方が多いようです。その理由、携帯機モードのメリットは以下の通り。

・屋内外を問わず、場所を変えてどこでも遊べる
・大画面だと若干の粗が気になる(携帯機の映像が十分に綺麗)

携帯機のメリットは何と言っても字のごとくポータブル性、持ち運びです。次に、据え置き機として使用している方の理由としては下記の意見が見られました。

・文字やキャラクターが大きくはっきり見える
・大画面は迫力がある
・プロコンが非常に快適(どうせプロコンを使うのであれば、大画面の方が見ごたえがある)

やはり大画面ならではの見易さ、迫力が強みですが、グリップ感やボタン配置も洗練され、バッテリー持続時間が脅威の40時間という「プロコン」が非常に使いやすいため、自宅リビングでのプレイがメインになるという意見も多く見られました。

個人的にはプレイ時間の7割が据え置き機として使っています。理由としては以下の通り。

・移動中にあまりやらない(移動中に遊ぶとしたら今はVitaのタイトルをやっている)
・自宅でプレイするのであれば大画面が良いし、充電したり外したり…が煩わしい(コントローラーは要充電ですが…)

いずれにしてもそれぞれのプレイスタイルの良いとこ取りをしたNintendo Switchのハイブリッド性は思った以上に快適です。「据え置き機」「携帯機」とあまり拘らずにプレイするのが良いかもしれません。

そして改めて思ったのは「大画面って、楽しい!」ということ

従来のハードと比べて何が良い?

ハイエンド据え置き機とまではいかないもののかなりの高スペックで、映像表現においても感覚的にはPS3以上PS4未満というところでしょうか。グラフィックの良さに感動しがちな私個人としても映像には全く不満は無いレベルで、プレイ中のゼルダの伝説において、水面等を反射する光の表現は思わず見惚れてしまうほどです。

現行の携帯機としては最高レベルのスペックであること、フレキシブルに可変しつつも使い方は非常にシンプルであることが本機の特徴、強みだと思います。「携帯できるし、据え置きとしても遊べるよ」という一見単純で浅い?発想に思えるこの仕様が、思った以上に快適で楽しいです。

また取り外せる左右のコントローラー「ジョイコン」は、これまでの「一つのコントローラーを両手で固定してプレイする」という常識を覆し、両手を自由な位置に動かせる「手ぶらプレイ」はとにかく開放感があり、これに慣れてくるとこれまでの既存ハードでのプレイが少し窮屈に感じるほどです

手軽さと立ち上がりの早さから、ゲームを動かす頻度が上がったように感じます

「おすそわけプレイ」はまだ利用シーン薄め?

本機のもうひとつの特徴として、左右に取り付けるジョイコンを外し、それぞれ一つのコントローラーとして2人でマルチプレイを楽しむことができる「おすそわけプレイ」がありますが、今現在ではこの機能に対応したゲーム自体がまだ少ないようです。

よく考えてみると、これまでPS Vitaや3DSを外へ持ち運んで、知人に「こんなゲームやっているんだけど、ちょっと見てみてよ…。」なんて突然見せたことはありませんでしたし、PVで見られるように、キャンプやスケボーなどのアウトドアアクティビティの合間にswitchを取り出してみんなでプレイ!みたいなシチュエーションも、正直現実的ではない気もします。

当然ソフト次第ではあるので、今後話題性、拡散性のあるタイトルが出てくれば、人に見せて「ちょっと遊んでごらん」的な使い方で普及されるのしれません。

やはり物理コントローラーの操作は楽しい!

スマホゲームが泡沫のように出ては消えていき、基本無料でゲームを遊べるのが当たり前になった昨今、家庭用ゲームのメーカーにとっても厳しい時代になっています。好き嫌いはさておいて、そういった娯楽が増えて、実際に楽しむ人がいるという文化自体は個人的にはあっても良いとは思いますが、ゲームって、レスポンスの感覚が強い物理ボタンを押した方が圧倒的に楽しいですし、それは普遍的なものだと思っています

かと言って、物理キー搭載のゲーム機でインターネットが出来て、カメラで写真が撮れて、メッセンジャーアプリが使えて…といった万能のコンピューターは果たして必要か?と考えると疑問なところはありますし、時にそれらの機能に我々は時々違和感を覚え、最終的には楽しむに至らず「面倒な操作」に終わってしまいます。

メーカーを問わず、これまで新型機は新しい機能をあれもこれも付け足してきたように思えますが、Switchにおいては、余計なものをそぎ落とす引き算の考えで作られた、極めてシンプルで、ある意味物理コントローラーの携帯型ゲーム機の究極形のように感じました

ダブルスクリーンやリモコンコントローラー、3D映像など、任天堂はこれまでに画期的で新しい楽しみ方を提供してきた一方、技術やアイデアを誇示する頭でっかちなものも少なくないように思えましたが、今回任天堂はもう少しプレイヤーに寄り添い、斬新さより快適さを重視したのかな?という印象を受けました。

もちろんゲームの楽しさはソフトありきですが、ハードとしての魅力は十分に高いと思います。迷っている方にはこの快適性に是非触れてみて頂きたいです。

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