【画像あり】3DSでも遊べる「ふたりはプリキュアS☆Sゲームでぜっこうちょう」を大人がやってみた。


娘(4歳)も年中さんになり、好きなキャラクターの対象がアンパンマンからプリキュアに。

保育園のお友達同士好きなプリキュアの話をしたりテーマソングを口ずさんだりと微笑ましい反面、親としてはよく分からんプリキュアの話に付き合わされ、絶対飽きるだろうと踏みつつ誕生日に買ったプリキュアの変身グッズが部屋に転がる始末。

そんな矢先ブックオフで見つけたのがニンテンドーDS「ふたりはプリキュアS☆Sゲームでぜっこうちょう」。これだけ多様なプリキュアグッズが売れているのだから、ゲームになっていても何ら不思議はなく。

この機会にゲーム版にも触れて、プリキュアについて学ぼうかと。

内容はミニゲームのオムニバス。対象年齢は?

プリキュアというだけで、事前情報なしで買ってみたものの、一体どんなゲームなのか?キュアブラックとキュアホワイトが襲いかかる敵の軍勢をなぎ倒すアクションなのか?

プレイしてみると想像とは大きく異なり、ジャンルとしてはちびっこでも遊べるミニゲーム集

タイミングよくボタンを押すアクション、パズル、迷路、クイズと非常に多岐に渡りますが、全体的な難易度は低め。カレーで例えれば、まさに丸美屋の「プリキュア甘口カレー」といったところ。

触ってみた印象として対象年齢は4〜5歳くらい、それくらいの子供が遊ぶにはボタンを押すタイミングなどルールを教えてあげる必要がありそう。

ニンテンドーDS(3DS)のスクリーンをタッチペンで触れたりぐるぐる回したり十字キーを押してキャラクターを上下左右に動かしてみたりと操作方法は単純で直感的、ニンテンドーDSやゲームをコントローラーで動かしてみましょうといった操作の基本を学ぶような。

いずれにしても、心が洗われるビジュアル。

3DSの操作にすっかり慣れてしまったもう少し年齢が上のおねえさんにとっては、プリキュア好きであっても少し物足りないかもしれません。

ゲームの進め方は?

メニューは「ストーリーモード」「ギャラリーモード」の二つと極めてシンプル。

ストーリーでは「ふたりはプリキュア Splash Star」の主人公「日向 咲」「美翔 舞」が、仲良く遊んだりお手伝いをしたりするというもの。

このタイミングで初めて「ふたりはプリキュア」と「ふたりはプリキュア Splash Star」が別の主人公であることを理解しましたよ。

それぞれのステージには4つのミニゲームが存在し、何度か繰り返しクリアすると「ウザイナー」なるステージのボスが登場。

ステージに出てきたミニゲームが組み合わさったボス戦をクリアすると、次のステージへ。

全部で7つのステージが存在し、ゲームをひとつクリアする毎に自動でセーブがなされるため、中断しやすい仕様になっているのもパパママへの配慮といったところでしょうか。絶対もめますもんね。

ここが魅力!簡単なアクションから知育系までミニゲームは幅広い

基本的には子供向けの難易度とシンプルさですが、ミニゲームのバリエーションの豊かさはなかなかのもの。

それぞれのゲーム自体は単純ですが、全7ステージに存在する4つのミニゲームは「モグラ叩き」「プリキュアクイズ」「自転車操作」「迷路」「だるまさんが転んだ」「数を暗記」などバリエーションが豊富で、知育系と思えるようなものも多くみられます。

さらにミニゲームクリア時には達成度合いも設けられていて、ゲームによっては大人でもパーフェクトでクリアするのが難しいものもあります。

ステージをクリアするごとに手に入る「ギャラリーがぞうのかけら」を集めることで、大好きなプリキュアたちの画像を見ることができるときたもんだ。しかもその写真点数はなんと150枚。全て集めるとなるとかなり時間は必要になりそう。

要は達成度やコレクションなど、やり込み要素の基本が入っているわけですね。子供にルールを教えて触らせたら、黙々と遊び続ける可能性大です。

親になって「おともだち」だとか「たのしい幼稚園」だとか、付録付きの幼児向け雑誌が旅行や家事などで場を持たせるのに重宝するお役立ちアイテムだということを実感しましたが、輪をかけて強力なツールと言えます。

既存の似たゲームは?

既存のゲームで似たものを挙げるとすれば、思い浮かんだのがSEGAの名作ミニゲームのオムニバス「タントアール」。表示される時間にストップウォッチを止めたり、自動車や飛行機などの動体を写真に収めたりとシンプルなみにゲームをクリアしながらステージを進めていきます。

有名タイトルで言えば、任天堂の「メイドインワリオ」。こちらは数秒で終わるミニゲームが次から次へと登場するもので、スピード感、緊張感が高く、シュールで毒のある内容から趣旨として違いはありますが、ルールの分かり易さにおいては近いものがあります。

そしてファミコン世代の私はなぜか「サーカスチャーリー」も思い出しました。ライオンに乗って火の輪をくぐり抜けたり、猿を避けながら綱渡りをしたり、難易度や単調さの面では近いかもしれません。

お父さん、お母さん、大人は楽しめるか?

最後にお父さん、お母さん、あるいは大きなお友達が楽しめるか?について。

様々なジャンルのミニゲームがあってその幅広さに関心しますが、それぞれの内容自体にあまりプリキュアのキャラクターを全面に出した見せ方にはなっておらず、大好きなプリキュア様を動かして楽しんでいるとはあまり感じませんでした。

ストーリーもオリジナルではあるものの、映画的な構成やスケール感というよりは、二人で仲良く遊んだり、おてつだいしたりしましょう的なストーリーをページめくりしながら読む程度。

プリキュアが画面いっぱいに動き回る!ドタバタ痛快アクションのキャラゲーを期待しているとかなり肩透かしを食いそう。大きなお友達がゲームとして楽しむにはちょっと物足りなさを感じるかも。

ただし子供とのコミュニケーションアイテムとしてはそこそこ優秀、何より大人しくしていて欲しい時など、時間を持たせるのにはかなり効果の高いアイテムかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。