やろうやろうと思っていながら着手できないゲームが多いです。そんな中「The Elder Scrolls Skyrim(スカイリム )VR」がセールになっているのを発見!「今なんじゃないの?え!?」と林修先生に激怒でもされるように気持ちを奮い立たせて購入。
その映像を眺めるだけのVRタイトルも少なくない中、ゲームの世界を自由に歩き回って冒険するというのはある種プレイヤーにとっては夢の体験なのではないでしょうか。通常版スカイリムはプレイ済みですが、これをやらずしてVRを語るなかれ。
ということで、スカイリムのあの広大な世界へ行って参りたいと思います。
スカイリムの世界に入り混んでいる!通常盤とは違う体験!
舞台は戦争中であるスカイリムの世界。反乱軍の一員と間違えられた主人公が帝国軍に捕まり、処刑場に馬車で連れて行かれる、というオープニングから。
想像というか、求めていた通りの視点。自分は今、完全にスカイリムの世界に存在しています。
馬車に同乗する死刑囚と「どこの出身だ?」とか「何の罪を犯したのか?」といった会話を交わしながら雪山を進んで行きます。見渡せば雪降り積もる大自然、見上げれば曇り空、臨場感が凄い。
間も無く処刑場に到着。馬車を降りると整列させられ刑務官に名前を読み上げられます。ドキドキする、VR版ではな通常盤の時はこんなに緊張した記憶は無いのに!
さすがCEROレーティングZ指定のスカイリムだけあって、主人公の前に並ぶ死刑囚が次々に首を切り落とされていきます。恐れをなして逃げ出し、矢で射殺される死刑囚も。
ドラゴンデカ過ぎ!通常盤プレイ済みでも全く別の体験!
いよいよ処刑の順番も自分に回り、処刑台に首をかけます。
この時の視点ももちろん主観なので、目の前には切り落とされた自分の首が収まるであろうカゴが。イヤだ。
とその時、ドラゴン登場。
でか!!!
砦の上に超巨大なドラゴンが現れます。スクリーンショットでご覧いただくとこんな小さなサイズ感ですが、このドラゴン、VRのモニター越しで見ると超デカいです。
ドラゴンの襲来に処刑場は大混乱。どさくさに紛れて死刑を免れた主人公は他の死刑囚と共に逃げ出しますが、上空を見上げるとドラゴンが処刑場を飛び回っています。通常盤のスカイリムとは比較にならない怖さ。ドラゴンが「目の前」にいるわけですから。
どうにかこうにか砦の中に逃げ込んだはずが、隙間から顔を覗かせるドラゴン。なんか気分はもう遊園地のアトラクション。逃げても逃げても追いかけては炎を吐き出してきます。もしも実際にこんな距離感でこんなドラゴンを目の当たりにしたら自分はどんな行動を取るだろうか?行動はともかくとして間違いなく失禁はしていることでしょう。
視点は滑らかな「スムーズ」に変更可能。その結果!!
スカイリムVRの視点は基本実際に首を動かして見上げたり見下ろしたりすることで自由に見渡すことができますが、左右については右スティックでも回転させることも可能です。
この右スティックにおける視点切り替えは「スムーズ」と「スナップ」で変更が可能。
デフォルトは右スティックを倒すことで一定の角度を変更する「スナップ」となっており、これを「スムーズ」に変更することで、右スティックを倒し続けることで視点がシームレス回転し続けることができ、より高い臨場感を得られます。
この実際に首を動かして直感的に見渡す視点と右スティックでの方向転換とを組み合わせ、常に忙しく視点を変えながら進んでいきます。
その結果!
開始20分足らずで強烈な酔いに襲われました。
酔った。
20分経ちましたが、激酔いです。実は10分ほどプレイした時に「これはヤバイやつだ」という実感はありました。が、当サイトでたくさんのVRを取り上げてきた立場上たかだか數十分で酔ったとは口が裂けても言えず「これはきっと気のせいだろう」と自分に言い聞かせて強がっておりました。
そんな中、我が家で買っている猫がこのタイミングを狙ったかのようにカーペットへ壮大なゲロを吐いたものだから、貰いゲロをしそうに。「泣きっ面に蜂」というより「VR酔いに猫のゲロ」とでも申しましょうか。畳みかけるようにやってくれる猫。
ゲロ吐いてすみませんでした。
当初の予定としては、パークをガンガン取得してクエストをガシガシこなして
「いや〜、あの自由度の高いスカイリムをVRで遊べる日が来るとは、感激ですよ!」
とでも結ぼうと思ったのですが、続行不可能になるなんとも情けない結果に。申し訳ございません。
目の前に立つオッサンの近い顔を見ているだけで吐き気が促されるほど。
これまでに空を飛び回るものからアリーナを高速ロボットで動き回るものまで、VRタイトルをプレイして参りましたが、ここまで強烈に酔ったのは初めて。よく考えたら、通常盤スカイリムも視点をグルグルと回転させながらの移動に酔ったので、VR版は輪をかけて酔いが来るであろうことは想像できたはず。
結論、ゲームの面白さそのものを判断できるほどの時間をプレイしておりませんが、スカイリムVRは(私は)超酔う。ただし、スカイリムのあの世界に自身が入り込めるのは確か!
VR酔いは個人差があるのと、3D酔いというものは理屈でも経験上でも慣れるもの。もう少しじっくりとプレイするうちにきっと体に馴染んでくるかもしれません。早くあの街並みを歩きたい!
ということで再チャレンジをするぞ。
よし。
やるぞ。
よしやる。
ああ〜気持ち悪い。
スカイリムが好きで、PC版、Switch版持っててVR版も買っちゃいました。
VR版はまさしく今流行りの「異世界転生」でした。
酔いについては慣れだと思うので、酔い止め服用しながらでも頑張ってプレイしてみてください。
といいつつもVR長時間はどうしてもしんどくなりますよね。