3DS、PS4繋がっていたフレンドがあるタイミングを境にぱったりとオンラインにならなくなった。自分は自分で、昔はあんなに狂ったように触っていたゲームをいつのまにか全くやらなくなった、楽しいと感じなくなった…。なんてことはありませんでしょうか?
理由もなく突然ゲームが楽しいと感じなくなるという経験は決して珍しいことではないようです。30〜40代の私や知人ゲーマーにおいても例外ではなく、その時の理由や、ゲームを再開したきっかけについて話をしました。
メンバー紹介
私
37歳
男性
既婚(娘3歳)
趣味:ゲーム、楽器
職業:企画職
好きなゲーム:RPG全般、レトロゲーム、アクション
ゲームボーイからレトロフリーク、PS VRまで、自宅にあるゲーム機本体は約20種類。ゲームの話題集めに余念がありません。ゲーマーは皆友達。
M氏プロフィール
42歳
男性
未婚
趣味:ゲーム、音楽(ジャズ)
職業:技術者?(IT会社の部長さん)
好きなゲーム:JPRG全般
とある音楽バーで知り合いました。夜になるといつも3DSかPlaystationのどちらかがオンライン状態。でも物知りで音楽やスポーツも好きというオタクな大人。
O氏プロフィール
34歳
男性
未婚
趣味:ゲーム、サッカー、スポーツ観戦
職業:開発
好きなゲーム:モンハン、ウイイレ、龍が如く、JRPG全般
スポーツマンなのに、やたらとモンハンを周りに勧める押し付けがましい男。気に入ったゲームはやり込む一途な男でもある。
ゲームをやらなくなる大きな理由は、生活の変化
M「フレンド登録していた友人が半年くらいずっとオフラインになっちゃってて。」
私「あらら。やるソフトが無くなったんですかね?」
M「久しぶりに飲む機械があったので「そういえば最近PS4やってる?」って尋ねてみると、突然ゲーム自体面白くなくなってしまったって話してて(笑)。実は僕もそういう経験が過去にあったんですが、そういう経験ってありますか?」
私「余裕でありますね。」
M「やっぱり?」
私「僕、大学3年の時に一年休学して海外に行ってたんです。戻ってくると、もう周りは就活始めてたり、中には内定決まってたりして。帰国前に当時クリアできていなかったFF10-2をやったんですが、あまり面白いと感じられなくて。」
O「それFF10-2がつまらないだけじゃないんですか?(笑)」
私「いや、後々やったら、実はなんならFF10-2は嫌いじゃなくて。でもそこから1年くらいは全然ゲームしなかったような気がします。ゼロではないですが、ほとんどやった記憶が無い。」
M「やる気が起きず?」
私「そうだと思います。ゲームしていてもなんか楽しくない。当時は特別忙しかった分けでもないんですけど、将来への不安なんかもあったんでしょうね。」
M「就職できてよかった!(笑)」
私「いやほんとに(笑)ところが入った会社の部署がまあ忙しくて。家に寝に帰るような生活が続いていたのと、当時はプライベートでバンドも続けていたので、忙しくてゲームできず。」
O「ブラックだったってことですか?」
私「いや、そんなことは無いと思いますよ。仕事自体も嫌いじゃなかったので。」
O「そうですね。僕も就職のタイミングで忙しくて、ゲームだけじゃなくて、フットサルとか極端に減りましたね。仕事が中心になるので、それでもいいか、しょうがないかって思っちゃって。」
M「就職は大きなきっかけですよね。僕も就職のタイミングで全くやらなくなりました。営業職だったんですけど、忙しくて。つまらなくなるというより、忙しくて忘れちゃうんですよね(笑)」
ゲーム再開のきっかけは、携帯機で知人とのマルチプレイ
M「じゃ再開のきっかけって何でした?」
私「会社の同僚がDSのマリオカートを誘われて、久しぶりにDSを持ったら少しずつ楽しくなってきて。それから今度は別の同僚からモンハン2Gを誘われて。」
M「モンハン強いなあ。」
私「面白いからプライベートの友達を誘って…、ってやっているうちに、久しぶりにやりこみ魂に火が点きました。それから立て続けに今度はドラクエモンスターズとかドラクエ9とか、マルチプレイに同僚から誘われることが多くて。」
M「会社にゲーム好きな人が多かったんだ。」
私「はい。一応IT会社なので、ゲームとかガジェット系とか好きな人が多くて。」
O「素晴らしい環境ですね。」
私「お二方って何がきっかけで再開したんですか?」
O「僕もモンハンですね、PSPの3だったかな。やっぱり会社の同僚に誘われて。やっているうちに「あ、やっぱ俺ゲーム好きだわ」って(笑)」
M「実は僕もなんですよ(笑)。僕はプライベートでもゲーム好きな人が多くて、3ってオンラインもできたじゃないですか。その友人が本当にモンハン好きで『俺がソフト代払うからやれ』って言われて(笑)」
O「え、本当に払ってもらったんですか?」
M「うん、全額(笑)」
O「いいなあ!」
私「再開したのは全員携帯機なんですね。」
M「当時は疲れて家に帰ってテレビの前に構えて「さあやるぞ!」って据え置き機のコントローラーを握る気力は正直なかったというか。」
O「携帯機でゴロンと横になってダラダラできるのは楽ですよね。」
M「今では全然できるけど、なんか気分が乗らない時、体を休めたい時は携帯機くらいがちょうどいいね。」
遊び方、好みのジャンルも変わる
M「そういえば僕の知人なんかはFFやドラクエみたいな王道RPGをやっていたかと思えば、ある日突然パズルゲーみたいなライトならものにどハマりしたり、RPGするにしてもストーリーは大体先が読めるようになってきたからとにかくレベル上げが楽しい、みたいな楽しみ方に変わった人もいます。」
O「それ、代わりにやってほしいですね(笑)」
M「時間が持てなくなると、どうしてもスマホやパズルみたいなライトゲーに移るだろうし。手触りが良ければそのまま好きなジャンルになるだろうし。」
私「そういえば僕もストーリーはよっぽど展開が楽しそうでなければ割とすっ飛ばしてしまうようになりましたね。昔は一語一句丁寧に読んでましたけど。」
O「環境変わると付き合う友人も変わりますしね。」
私「そういえば子供が出来てからは顕著でした。どうしても子供に時間取られちゃって。でも別にそれはそれで良いんです。」
O「いいなあ。友達付き合いも減っちゃいますか?」
私「ゲーム仲間とも疎遠になっちゃって、今まで毎週会ってとモンハンしてた友人も今ではすっかり希薄になってしまって、年1、2回会って酒を飲む程度です。」
M「そうなっちゃいますよね。」
心に余裕が無いと、ゲームも何でも娯楽は楽しめないもの
私「代わりにママ友さん、パパ友さんと浅い付き合いを維持しつつ娘の面倒を見る、みたいな環境になりました…(笑)」
O「子育て大変そうですよね、俺は子供できてもママ友パパ友さんは嫁に任せて自分の時間を持ちたいですよ。」
私「そうもいかないんだって(笑)結局家族のお付き合いだから父親もちゃんと顔を出しておかないと。幸い周りのパパママさんはみんな素敵な人達でそれはそれで楽しいんだけど。」
M「パパ友さんと仲良くなったりしますか?」
私「パパ友さん同士はやっぱり母子のオマケみたいなところがあって、パパ同士二人きりになってしまうとやっぱり気まずくて(笑)「あ、どうも…」みたいな。」
M「お互い趣味が同じなら距離縮められそうだけどね(笑) 」
私「お互いの趣味の話ってなんか恥ずかしくて(笑)。でも嫁さんが「ウチの旦那はゲーム好きでさ」みたいなことをママ友さんに話しちゃって、やめてくれ!って思います(笑)」
M「ゲームってやらない人からするとどこかしらネガティブな印象もあるでしょうしね(笑)」
私「でも相手のパパさんも結構ゲーム好きな人多いみたい。潜在的には多いと思います。」
M「いや絶対いますって。でも人付き合いにしても趣味にしても、限られた時間で何をするか取捨選択していくのは極めて当然のことですよね。」
私「同感。」
M「ゲームって娯楽なので無理に再開する必要はないけど、娯楽って心に余裕が無いと何でも楽しめないですよね。他に何か打ち込めることが出てくれば、それはそれで結構なことだと思う。」
O「Mさんが素敵なことを(笑)」
M「(笑)でも「ゲームは子供の遊びだから、俺たちは大人だから…。」って決めつけて機会を無くしてしまうのが一番勿体無い。本来楽しいものなんだし、奮い立たせてやって疲弊して、やっぱり楽しくないってなっちゃっても勿体無い。無理せず、直感的にやりたいなって思えるゲームにたまたま出会えたらまた始めればいいんじゃないですか。」
子供は余裕がなくてもゲームやりたくて仕方がないやつが多いと思うが…
>「ゲームは子供の遊びだから、俺たちは大人だから…。」って決めつけて機会を無くしてしまうのが一番勿体無い。本来楽しいものなんだし、奮い立たせてやって疲弊して、やっぱり楽しくないってなっちゃっても勿体無い
↑これは自分に言い聞かせてるだけで、本当は大人になってゲームが楽しくなってるんだろうと思う。認めたくなくて逃げてるように見える。
ゲームが楽しくなってるんだろうと思う X
ゲームが楽しくなくなってるんだろうと思う ○