私は嬉しい。
何が嬉しいって、あのゲームギアの名作RPG「シャダムクルセイダー 遥かなる王国」が、3DSのバーチャルコンソールランキングで全VC200タイトル中165位!あのファミコンの「イー・アル・カンフー」や「東海道五十三次」、「いっき」、ゲームボーイも「ラストバイブル」「ドラキュラ伝説」など名だたる名作達を差し置いて、165位に滑り込むという大健闘!
いやほんとさすが3DSプレイヤーは分かっていらっしゃる方ばかりだ。正直165位は凄いのかどうなのかよく解らなくなって来ましたが、私が嬉しいことには変わりございません。
私なんて、今でもソフトを所持していながらついバーチャルコンソール版を購入してしまうほど「シャダムクルセイダー」が好きなわけですが、当ブログに来てくださったということは、私のようにゲームギアフリークか、あるいはバーチャルコンソールで本作を知って「こりゃ面白いの?」と気になって来られたかたの2択かと思います。
前者は言わずもがなですが、ちょっと気になって調べてみた方へ、こんな方にオススメ!というお話をお伝えできればと思います。
ということで、今回は敢えてバーチャルコンソール版のスクリーンショット画面でご紹介します、かわいいでしょう?
ゲームギアで遊んでいた方!
まず本作は1992年に発売されて、アラビアンな世界が舞台というちょっと珍しいRPGです。
開発中は「シャダム戦記」というタイトルを予定していたとか。
当時ゲームギアで遊んでいた方、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」や「シャイニングフォース外伝」、あるいは「エターナルレジェンド」なんて通なゲームをプレイしていた方、やりましょう。
なんでそんな名作をやっていながらシャダムクルセイダーをやらないんだ!と自信を持って良いほど、ゲームギアRPGの代表格と言えます。
ゲームギアのタイトルは約200タイトル、そのうち人気ジャンルであるRPGはさらに数限られているわけですが、シャダムクルセイダーはその中でも名実共に高いタイトルです。そんなシャダムクルセイダーをやらずして、ゲームギアを語るなかれ!
あ、別に語りたいわけではないですか、そうですよね…
何も語りたくてバーチャルコンソールやっているわけではないですよね。ただ、プレイヤーからの評価が高いRPG、オススメです。
総プレイ時間10〜15時間、適度なボリュームのRPGがやりたい方
最近のRPGはボリュームもシステムもとにかく膨大なものが多いです。パフォーマンスを考えるとがっつりプレイでき、ヘビーゲーマーにとっては嬉しいのですが、普段仕事や勉強に追われてなかなか時間が取れない人にとっては途中でダレてしまうのもまた事実。
ひたすら長いダンジョン、展開の多いシナリオはインターバルを置くとやる気が削がれてしまう
本作の総プレイ時間は概ね10〜15時間程度です。基本一本道シナリオですが、仲間で唯一魔法をつかえる「まじん」用の魔法を探し回ったり、強力な武器、防具を見つけたりと回り道したりやり込んだりすればもちろんその分プレイ時間は長く楽しめますが、全体を通すと程よくカジュアルにプレイするのに最適なプレイ時間です。
魔法探し、アイテム探し要素もあります
また高速化やダッシュなど今風のテンポの良さは無いにせよ、本作の特徴的なポイントは何と言ってもオートセーブ機能。フィールドやダンジョン問わず、歩いている場所がオートでセーブされるので、好きな時に電源を切ることができ再開できる気軽さや、セーブポイントを探し歩く手間も省かれています。
次の進み方を自力で探し回りたい方!
町でキーパーソンを見つけて次の道筋のヒントを探し回ったり、宝物を自力で探したり、昨今の親切な一本道RPGとは違い自分の力で次の進む道を探して回る楽しさがあります。
こんなところに宝物あるとか!
次の目的地への道のりも、きちんとレベルを上げたり仲間を強化したりしながら進まないと、回復手段が無数にある現在のRPGとは違い、全く進めなくなります。
町の中もぐるぐると回りながら答えを持つ町人を探し回ったりと、なんとなく煩わしさがありますが、この煩わしさ、自力で答えを見つけ出す楽しさこそがRPGの醍醐味だったりします。
煩わしいレベリングも少しずつ確実に強くなっていく楽しさ
スタンダードでありながら個性の光る作品
進行は至って古き良きスタンダードなコマンド型RPGですが、スタンダードの中にオートセーブ機能やレベリングではない「まじん」の育成、またほんの少しだけ部分部分で音声が入ったり、限られたスペックの中でなかなかチャレンジングな試みをしていたりします。
既にプレイ済みの方はともかく、「ゲームギアってどうなの?」「昔のハードだけど、ゲームもショボいの?」とか思っている方、ぜひやってみてください!たった300円ですよ?今日日お菓子だって300円するものなんて余裕であるんですよ?おやつ一箱我慢して、ぜひ迷わず試してみてください、オススメです!