駿河屋VSスーパーポテト、レトロゲームの買取価格どっちが高いか?査定依頼してみた結果…


ファミコンとかゲームボーイとかが好きだ。単純に当時のゲームそのものが好きなのか、ガシャガシャとジャンクな質感に所有欲を満たしているのか?よくわからないけれど、昔手放してしまったもの、遊べなかったものを時々物色したりしている。そうこうしているうちに、自宅にファミカセが山のように増えてきた。このままでは妻にジャンク品でも見るような目で見られてしまう。

整理しよう。ガシャガシャの質感がどうこう言っておきながらあまりモノを持ちたがらない性分なので、使わないゲームは手放して、意識高い系のコレクターの手に渡った方がいい。だけど、どうせ売るのならば高く買い取ってくれるお店が良いよね。

ということで、レトロゲームの老舗であるスーパーポテトと駿河屋で見積もりをしてもらい、どちらが高く買い取ってくれるのか調べてみました。

今回手放す約50本のソフトはこちら!

揚げ足取りのような企画を考えてしまったものですが、押入れから引っ張り出してしまったからにはもう後戻りできない。(戻せるけど)

今回苦渋の決断で手放すカセットたちはこちら。


過去に購入した福袋の中から元気よく飛び出したファミコン、スーファミ、ゲームボーイのソフトから選び抜かれた選抜メンバーたち。

中身をざっと紹介させていただくと、ドラクエⅡ、スパルタンX、ゲゲゲの鬼太郎妖怪大魔境、十王剣の謎、スーパーモンキー大冒険、北斗の拳、ゴルゴ13、ロードランナー、ピンボール、張り切りスタジアム平成元年版など、味わい深いファミコンソフトが約20本。セーラームーンや桃鉄Ⅲ、餓狼伝説スペシャル、あとは謎のタイトルなどスーファミソフトが10本ちょい。そして、役満、遊戯王、ベイブレード、SDガンダムのシミュレーションゲーム、そして同じものが2つになってしまったデビルチルドレン、ドラクエモンスターズなど、扱いに困るものから重複したものまでゲームボーイが10数本。

なんで書いちゃったのよ。

例によって、字が書かれてしまっているものもある。かつて遊んでいた子供たちの生き様、ドラマを感じ取ることができる。子供って何か書きたくなる衝動に駆られる。うちの娘が通う保育園にも、チューリップの鉢植えに「チューリップ」って一生懸命な字が書かれていたものがあったけど、そういうことなんだよね。理由とか無いんだよね。

あと、うちの猫がやけにファミコンジャンプの臭いばかり嗅いでいたのも気になる。何か有機的な付着物でもこびりついているのか?それだけレトロゲームには思い出も汚れも詰まっているわけで。

おまけにマスターシステムのチャンピオンテニス、そしてゲームボーイアドバンスののののパズルちゃいリアンを添えて、いざ街へ飛び出そう!

ファミコンカセットをかついで街を練り歩く。

約50本ものファミカセたちをぎっしりバッグに詰めて、いざ新宿へ。歩く度に袋の中で揺れるカセットがガシャガシャうるさく鳴り響く。

いびつな袋の形状とガシャガシャ鳴る音に、通り過ぎる人からの視線を感じる。30代、40代くらいの方達はきっと「ファミコンの音に似ているな」とか思ったかもしれない。違うんです、本当にファミコンなんです。

でも待てよ?本当に今自分が運んでいるのはファミコンだよね?PCとか本とかじゃないよね?自分で持ち出しておきながら、令和のこの時代に不安になり確認してみると…

うん、袋の中はファミカセだ。

心配している事はたったふたつだけ。

ひとつは到着するまでに知り合いにバッタリ会わないこと。そしてもうひとつは、溢れんばかりのカセットの重みで袋が破れてしまわないかということ。もしそうなったら最悪だ。映画館でポップコンをバサーっとこぼしてしまい、いたたまれない表情で拾い集める人を時々見るけれど、それに近い気持ちになりそうだ。

そんなことを考えているうちに無事駅に到着し、乗車。

電車の中でも「ガシャッ」という音に反応する人も。

座席に座って袋の中を覗いてみると、さっきの北斗の拳がこっちを見ている。ケンシロウの顔がいつも以上に怖く見える。

そうこうしているうちに、駿河屋新宿マルイアネックス店のある新宿三丁目駅に到着。新宿に出てしまえばこっちのもの。新宿には色んな属性の方がいるので、コソコソ歩く必要はない。新宿の街にはそう思わせる何かがある。ファミコンのカセットを持ち歩いている人もいるだろう。私です。人混みの中、ファミコンのカセットをガシャガシャと鳴らしながら駿河屋へ。信号の待ち時間ってこんなに長かったっけ。

ここまで来ると恥ずかしさは無い。

駿河屋の買取価格はなかなかの高額!

そんなこんなで新宿駿河屋マルイアネックス店に無事到着。バッグからファミカセを撒き散らすことなく着いたことに一安心。


さすが新宿の中心に店を構えるだけあって、買取カウンターも大賑わい。私の前には4〜5個巨大なボストンバッグからオタク系フィギュアを取り出している60代くらいの女性が。引きこもった30代の息子を改心させるべく無理矢理取り上げて処分しているのか?はたまた経営するフィギュアショップが移りゆく時代に着いていけず、ついに店を畳まなければならなくなったのか?新宿の街に集まる人々の生き様。ザ・ノンフィクションみたいだ。

そんな妄想をしているうちやがて私の番になり、カウンターにカセットを取り出す。「動作確認等で査定に2〜3日程度かかるので、一旦お預かりして連絡をします」とのこと。諸々手続きを済ませて一旦帰宅。

その2日後に電話で連絡が来たので、査定額を確認しにお店へ行ってみる。その結果…!

なんと駿河屋の合計買取価格は5,470円。約50本と点数は多いけれど、一本100円ちょっととなかなかの高額で買い取っていただけることに驚き。時々ブックオフへ本を持ち込むと10円やそこらになることに慣れ過ぎていたせいか、100円以上で買い取ってもらえることに感動。

次ページ:スーパーポテトの査定額に驚き!

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