買ったは良いが、遊んでみるとそれほどではないし、クソゲーと呼ぶほどでもないがっかりした気持ちになるゲーム、即ち「ガッカリゲーオブザイヤー(GGOTY)」を紹介する時期がやって参りました。昨年に続き。
今年も未曾有の事態に直面しながらも、わずかな楽しみや期待を一斉に背負って発売に至ったのに、蓋を開けたらどうだ、思ってたのと違う。なんだかなあ、である。Yahoo!ニュースで「美人すぎる○○」という記事で写真を見た時に「過ぎるは無いな」と思う時に人はガッカリしますが、ゲームでも同じことは起こり得ると、私は思う。
そんなゲームにおけるガッカリ体験を、当サイトのメンバーで話し合って参りました。
※メンバーが選ぶ「2020年で一番面白かったゲーム」はこちら。
メンバー紹介
私(管理人)
1979年生まれ
男性
既婚(娘6歳)
趣味:ゲーム、楽器
職業:企画職
好きなゲーム:JRPG全般、レトロゲーム等
今年も様々なゲームをプレイして参りましたが、たガッカリゲー大本命だったサイバーパンクが既に配信停止されてしまったため購入できず、がっかりできずじまい。その他にもいくつかがっかりさせられましたのでご紹介。
M氏プロフィール
1974年生まれ
男性
未婚
趣味:ゲーム、音楽
職業:技術職
好きなゲーム:FPS、死にゲーアクション、JRPG
夜になるといつもPS4かSwitchのどちらかがオンライン状態の人。おしゃべりで優しいアニキ。いつも楽しそうに語るのでがっかりすることなんて無かったんじゃないのか?と思いきや、ちゃんとガッカリなさっていました。今年のガッカリゲーオブザイヤーは?
O氏プロフィール
1986年生まれ
男性
既婚
趣味:ゲーム、サッカー、スポーツ観戦
職業:営業
好きなタイトル:JRPG、アクション
M氏の会社後輩。元スポーツマン。スプラトゥーンが大好き。今年はこの人だけPS5を買ったので、それだけで今年の落胆も帳消しでしょうと思いきや、そうでもなかったようです。
単調さ、名シーンのカットのドラゴンボールKAKAROTと、グラフィック以外は「普通」のFFⅦREMAKE。
今年は忘年会できず、Skepeでのチャットにて。
私「昨年に続いてガッカリゲーを挙げていきましょう」
O「今年は多かったですよ。もうガッカリしました」
M「管理人さんからお願いします」
私「承知しました。僭越ですが。まずはドラゴンボール(KAKAROT)ですね」
M「出だしから仰ってましたね」
私「新年早々出鼻をくじかれました。単調、名シーンの省略度合い、再現度、どれもガッカリでしたね。フィールドだらだら飛んで、何だか恩恵の少ない雑魚を倒して、やたら強いボスと何度も戦って、「そこ省く!?」っていう短縮されたイベントシーンを眺めて…眠くて苦痛でしたね」
O「僕もやりましたけど、システムもイマイチ複雑で分かりづらいですよね。なんかメダルだかコインだか」
M「あとはFF(Ⅶ)リメイクですか?」
私「はい、もう世間の高評価との乖離に思い悩みました、全然刺さらなかったですね。普段ゲーム全くしなった人が、懐かしくて久しぶりに買ったらグラフィックの進化に驚いた!で感動したとしか思えない。もちろんグラフィックも評価ポイントだとは思うんですけど。あと、果てしない構想の分作というところに往生際の悪さを感じます。続き作り始めてるらしいですけど、エアリスのシーンだけYoutubeで見ようと思います。10年後くらいに」
M「今のペースだと僕ら最後まで生きてプレイできる保証ないですしね(笑)」
O「もしくはシナリオ大幅短縮されるか」
私「シナリオもオリジナル要素入ってますし「リメイクだから」という名目でいくらでもやりようがある。あれはFF7じゃなくて、FF7をベースにした別ゲーという意味でのリメイクであることを柔軟に捉えられたら納得できたかも。その柔軟性が自分には無くて。それを認めたとしても、あれだけ持てはやされるのは謎です。普通でした。点数で言えば75点くらい」
O「メタスコアも80点くらいでしたね」
M「システム的にはよくあるお使いゲーなので、そういうのにマンネリ感じちゃってるのかもしれないですね、KAKAROTといい」
私「あとはリメイクとはかくあるべきみたいな先入観が自分の中にあるのかも」
圧倒的ボリューム不足のバイオ3、不自然なアサクリヴァルハラ、ドローンゲーと化したウォッチドッグスレギオン。
私「Mさんいかがでしょうか?」
M「私も今年は心底ガッカリしましたよ」
O「みんな不満が溜まっていますね」
M「まずはバイオハザード3リメイクですね。圧倒的なボリューム不足。3〜4時間くらいでクリアできちゃいますね。初見でも5〜6時間くらいあればクリアできちゃうんじゃないですかね」
私「僕、初見で弾丸をセーブしまくって20時間近くはかかりました。でも確かに弾丸最後どっさり残ったし、躊躇せず適当なタイミングで適宜使っていたらもっと早くクリアできたと思います」
M「実際慣れると3時間余裕じゃないですか?」
私「確かに。自分タイムアタックしたら確か3時間いかないくらいでクリアできたかも。で、そのあと2リメイクをやったらとんでもなかったです、ムズ過ぎて。でもこれがバイオだなーって思いました」
M「そうなんですよ。2は怖さや弾数管理のバランスが良くできている。対して3は物足りないんですよね。あと、今年はウォッチドッグス(レギオン)も不満だったかな。1は機械をハッキングするという斬新さに感銘を受けたんですけど、2からオヤオヤ?と思い始めて今回レギオンでガッカリゲーにノミネートですね。なんていうか全体的にもっさりしていて。あと、キャラクターを何度も切り替えるんですけど、このロード時間がまた長い。洗練されていない感じがします」
O「1は楽しかったんですけどね。機械ハッキングして車を足止めしたり、住民の情報を抜き出したり」
M「今回ただドローンをハッキングするだけのドローンゲーですね。当初のハッキングをする楽しさは無くなってます」
私「アサクリヴァルハラはどうでしたか?」
M「あー、ガッカリですね。部位欠損しても出血すらない、一応クリアしましたけどね」
私「部位欠損で出血が無いのはさすがに不自然かも」
M「何も僕、残虐なゴア描写が見たくて仕方がないわけじゃないんですよ(笑)リアリティがあまりにも欠如していて、ゴム人形倒しているみたいで…」
O「あ、便乗します、僕もアサクリヴァルハラがガッカリゲーですね。人間相手に戦っている気がしない」
M「戦闘がゲームの根幹なのに、サイボーグ斬ってるみたいですよ。そもそもバイキングを意識し過ぎたのか、重量感はあるんですけど、スピード感が全然無い」
O「斧でロボット殴ってる感じですけどね(笑)」
M「そうだね。ゴチーンって殴ってる感じするね。あと惜しいのが、北米版だと概ね評価は高いんですよ、制限が日本に比べて緩いので」
私「なんのためのCEROなんだ、でもMさんクリアしたんですね」
M「ええ、がっかりしてもクリアするのが私なりの流儀なので。CEROなんて無意味ですよ。もうCERO BとCが良いとこじゃないですか」
人間相手に戦っている気がしないアサクリヴァルハラと、バグでゲームがまともに進めないサイバーパンク。
私「O君他にはガッカリしました?」
O「上半期は聖剣3かなと思ってたんですが、全然可愛いもんでしたね。さっきのヴァルハラと、サイバーパンクですね」
私「やっぱりバグ?でもO君PS5でやってるんでしょ?」
O「そうですね、だけどゲームもロクにできないですね。そうなってくると、もうバグ以外のロードの長さやグラフィックのショボさも目についてきて…」
M「坊主憎けりゃだね」
O「今も中断してますね。アップデートが随時されているみたいですが、ちょっとずつ直されてもまたイライラするだけなので、しばらく寝かせて1月予定の大型アップデートでやろうかどうしようかというところです、それまで僕のモチベーションが持っていれば…」
私「システム自体は面白いの?」
O「どうでしょう、今となっては微妙ですね(笑)」
M「坊主憎けりゃだね(笑)」
私「出揃いましたかね。今回は2票入ったアサクリヴァルハラですかね」
O「気持ち的にはサイパンが一番ガッカリしましたけど」
M「おま環もあるだろうね。僕は無事にクリアできました」
私「おめでとうございます!」
O「来年はどうなるんでしょうね。買ってガッカリしてもここではけ口があるので楽しみです」
私「そうですね、年の不満はその年のうちに洗い出しましょう」
ラスアスがないことにガッカリ