ここ数日ツシマだ何だと面白いゲームが立て続けに出ているので「Last of Us Part2」を未だクリアできておりません。世間では1の方が良いとか2はキャラクターの扱いが酷いとか言われているけれど、ドラマティックな展開だったりキャラクターのセリフや細かい表情の作り込み、ピンポンダッシュをするような気持ちで敵にちょっかい出しては隠れてステルスキルする遊び方など、個人的には十分面白いと思ってはいるんだけど。
がしかし、長い!
とにかく「目的地が遠くに見てきたぞ!」からが長いのだ。ドラゴンボールで悟空が現場に向かって来る並に伸ばされまくっている。建物をくまなく探索し、その場に出てくる敵を殲滅しながら進めていると、いったい何十時間…いや、100時間越えてしまったりしないだろうか?ゲームそのものも面白い。だけど、先の展開も早く見たい!舞台となるシアトルにちなんで、ダイナミックなアメリカンスタイルで駆け足でプレイしてみることにしました。(完全にアメリカはダイナミックという先入観です)
強行突破!他力本願!仲間がいればある程度雑でもOK!
ラストオブアス2は、1に比べて同行する仲間の数や頻度が高くて頼もしい。チャレンジングなプレイヤーからはヌルいと言われるかもしれないけれど、このシアトルでは仲間が多いに越したことは無い。だって感染者怖いんだもの。
よろしくおねしゃっす。
現在進行中のアビー編なんて、操作キャラであるアビーの他に屈強な男、妊娠中の女性軍人、そしてワンコというとんでもパーティーで感染者やカルト教団に立ち向かうわけだ。肩書きだけ見ると往年のRPG摩訶摩訶みたいな世界観だけど、平成生まれの若い衆には伝わらないか。
この仲間達がまた強いんだわ。ごく稀に敵につかまって「助けてくれー」と救援を求めるけれど、いざ戦闘が始まると、段数無制限でドンパチ援護してくれるから、あとは適当に物陰に隠れてやり過ごしていればやっつけてくれるから楽〜。
遠巻きに見てるだけ。
ガクガクブルブル。
敵を放置して到達点に向かって適当に突撃しても、なんとかなってしまうエリアもある。まさに他力本願。ラスアス2、楽勝だぜ。
ラスアスはやっぱりコツコツ倒していくのが最短と知る。
ところが、仲間との楽しい旅も束の間、進行上仲間と離れてしまった時の不安感たるや。
怖いな〜怖いな〜。
一人ってとっても心細いの。マジなんであんな意地っ張りなのよ、アビーもエリーも!一人になってしまうとこれまで仲間がいた時のような雑なプレイができない。仲間がいた時のように敵陣に特攻しようものならこのザマである。
行くぜオラー!
待てやコラー!
あっさり掴まって感染者の餌食に。
じゃこの敵の包囲網をどう突破するか?というと、やっぱりここはコツコツと一体ずつ減らしていくしか無いんですね。
フンッ!
フーン!
急がば回れとはよく言ったもので、アビー単体の時は敵を全スルーしてダッシュで突破するのに何十回も失敗するよりは、コツコツ倒して2〜3回失敗して突破した方が早かったです。
難易度ノーマルであれば、エリア隅々まで巡らなくても余裕で突破可能!
一人旅になってしまうと、敵をスルーしてエリアをダッシュで駆け抜ける…という乱暴なプレイはなかなか叶わず。到達点に向かってダッシュするにしても、やはりある程度の敵はエリアから消しておく必要がありますな。一方仲間が同行してくれるエリアでは割と仲間任せでもなんとかなっちゃう場所も少なくはなかったです。
俺たちがいるじゃないか。
そしてトロコンや武器、能力強化に拘らなければ、行ける部屋や建物を隅々までくまなく探し回って一つ一つアイテムや弾を几帳面に拾い回る必要も無かったです。やり過ごせない特定のイベントやボス戦でガンガン銃弾を消費することはあるけれど、基本敵に対してはステルスキルか近接攻撃で乗り切るので、道すがら拾ったアイテムで銃の弾は常に十分まかなえる。
さて、アビー編は全部で1〜3日目の構成になっていて、駆け足にプレイした結果、1日目、2日目のクリア時間はそれぞれ約3時間。残り3日目も同等と仮定すると、いよいよラスアス2も終盤が見えてきているのではなかろうか?
牛歩のスピードで進めてきたラスアス2ですが、やっぱりストーリーが良い。ラスアスの魅力の7〜8割はストーリーだと思っている。もちろん敵地に潜入して様々な手段で突破するのは楽しいけれど、部屋が狭いわ感染者はキモいわ脅かされるわですり減った魂を潤してくれるのが過酷な環境で生き抜く人間達のドラマなのだ。
家族系のテーマが多くて、所帯持ちには辛過ぎるシーンも。
しかし、ゾンビだとか感染者なんかよりも「人間が一番おっかない」と言われる本作ですが、まったくもって同感。他の良ゲーにちょっとだけ浮気してしまいましたが、再開したらしたで面白いです、ラスアス2。アビー編も終わりが見えてきましたが、今週中にはクリアしたいところ!