画面ごと外へ持ち運べるポータブルゲーム機の王者「ゲームボーイ」の登場から1年と半年後、ポータブルゲーム界に激震が走ります。1990年10月6日「ゲームギア」の登場です。
王者ゲームボーイ唯一の弱点であったモノクロ画面を補うカラフルに輝く画面を見て、子供も大人も歓喜した…かと思いきや、燃費の悪さとポータブル機にしてはややずっしりとした重量感、そしてリリース時のサードパーティー不足もあって、今ひとつ普及しませんでした。が、スペックの高さと心躍る色鮮やかな画面にゲームギアを今でも愛する人は少なくありません。
一体どんなソフトがあるのか?ショッピングサイトを見ていると、意外にも高値のプレミア価格が付けられているではありませんか。そんな愛すべきゲームギアのソフトは全196タイトルとさほど多くはないので、いちゲームギアファンの端くれとして、2017年現在プレミア価格の付いたゲームギアソフト高値ランキングを調べてみました。
※中古販売されているうち、それぞれ最安値の価格です。
※価格は2017年5月24日現在のものです。
第10位:女神転生外伝ラストバイブルスペシャル ¥3,648〜
あの女神転生外伝ラストバイブルが、ゲームギアで独自の続編をリリースしたものです。内容は前作ラストバイブルとは事なり3D型RPGですが、集会場で様々な職種の仲間(人間)を募ったりと、女神転生というより「ウィザードリィ」に近いイメージです。私も所持しておりますが、難易度がかなり高く未クリアです。
第9位:T2 ザ アーケードゲーム ¥3,800〜
ゲームギアには珍しい3Dガンシューティングゲーム、ターミネーターファンはちょっとニヤリとしてしまう名シーンも随所にカットインで表示されます。当時の海外ゲーム独特の大味さがありつつもゲーム内容は評価が高く、スピード感が高くスリリングな展開です。私もプレイ済みですが、多重スクロールでステージは奥行きもあり、グラフィカルで尖った印象です。
第8位:モルドリアン~光と闇の姉妹 ¥3,970〜
FFの様なサイドビューでアクティブタイムバトルの戦闘が楽しいファンタジーRPGです。道中それぞれ個性のある仲間たちの入れ替わりもあり、ストーリーもしっかりした良良作です。ゲームギアのRPGを遊びたい場合は押さえておいて良い作品です。私も所持しており、当ブログでは最強の武器の取り方もご説明しております。その辺を歩いている雑魚でも、ごく稀にパラメータ底上げアイテムをポロリと落としてくれるのも特徴的です。
第7位:魔導物語A~ドキドキバケーション~ ¥4,300〜
ゲームギアのRPGでは人気シリーズとなっている魔導物語シリーズです。人気パズルゲーム「ぷよぷよ」の主人公アルルは、もともとRPGゲームであるこの魔導物語が始まりでした。4歳のアルルが妖精の森の開拓を企てるサタンに戦いを挑む3DRPGで、HP、MPといったパラメータは表示されておらず、画面に表示されるアルルの表情に気を配りながら進んでいくというなんともファジーな仕様。ただし、ゲームギアでありながら魔法を唱えるとアルルが音声で喋るというなかなかの意欲作。
第6位:モンスターワールド2 ドラゴンの罠 ¥4,400〜
つい先日めでたくリメイク版がリリースされた本作。もともとは海外で「ワンダーボーイ」として有名なアクションRPGの続編で、日本では側を変えてリリースされた「ビックリマンワールド」が有名。私も所持しており、アクション制、戦略性、謎解きと、アクションRPGの醍醐味が詰まった良作。リメイク版も発売日にクリアし、当サイトにて写真付きでレビューさせていただきました。素晴らしい作品です!